【新築計画】ウッドショックの影響について

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近年日本中で問題になっているウッドショック問題。

これから新築住宅の購入を検討している方にとって避けては通れない問題なのですが、昨年(2021年)に契約を済ませた僕にもついにその影響が及ぶ事となりました

心のどこかで自分は大丈夫だろうと楽観的になっていた部分はありますが、いざ目の前に問題が降りかかると心が曇ります。

今回は、実際に僕が契約した注文住宅にどれだけの影響があったのかをお伝えします。これから住宅の購入を検討される方は、一つの参考にしてみてください。

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ウッドショックとは

ここで、ウッドショックについて簡単に解説します。

ウッドショックとは、「木材の原材料価格高騰による住宅価格等の値上げ」の事を指します。

注文住宅は軒並み値上げを余儀なくされ、更にはホームセンターで売られている木材等も品薄や価格上昇が続いています。

ウッドショック発生の原因は

そもそも、なぜこれほどの影響が出ているのでしょうか。

実は、ウッドショック発生の大きな原因として「コロナ」と「戦争」が挙げられます。今世界を震撼させているこの2つのキーワードが私たちの市場にどう影響を及ぼしているのか、詳しく解説します。

巣篭もり需要の増加

ウッドショック発生の最も大きな原因として、新型コロナウイルスの感染拡大による世界的な巣篭もり需要の増加が挙げられます。

コロナの流行をきっかけに、世界中でリモートワークや在宅ワークを行う人が増えました。

この結果、都心やその近辺にこだわって居住する必要性が薄れ、地方へ家を建てる若者が続出。更に、アメリカや中国では低金利政策を推し進めていた事も相まって、相乗的に木材の消費量が増加する一方でした。

これらが大きな引き金となり、ウッドショックの発生へと繋がっていったのです。

コンテナ不足

巣篭もりにより変化したのは新規の住宅建築だけではありません。

度重なる外出制限により、ネットショッピングの需要も高まりました。この影響を受け、輸送用のコンテナが大量に使用され、各市場で取り合いの状態に。

住宅用建材として使用される木材の運搬にもコンテナを使用することから、流通への影響を及ぼしました。

ロシア産木材の禁輸

今年世界を震撼させているロシアのウクライナ侵攻問題。

これに反発し、日本を含む多くの国がロシアへ制裁措置を講じました。この制裁措置に報復する形でロシアは「非友好国」と定めた国に対する禁輸を行ったのです。

日本も「非友好国」認定をされたため、ロシア産木材の輸出をストップされてしまう事態に。

2021年時点で、日本は総輸入量の82%に及ぶ単板をロシアから輸入していたため、住宅建材への価格転嫁は避けられません。

単板とは

構造用合板(屋根や壁の下地となる板)の素材となる木材。丸太を薄く桂剥きにしたようなもの。

薄い木の板(単板)を何枚か重ねてギュッと固めると合板になります。

実際に影響を受けた施主の声

Twitterやインスタグラム等の各種SNSを眺めていると、やはり価格上昇の打撃を受けた方は続出しているようです。

ざっと調べただけでも、次のように数多くの悲痛な叫びが見受けられました。

契約時から100万円以上増額された・・・

価格上昇を抑えるためオプション削ったり、ちょくちょくグレードダウンしなきゃいけない部分が出てきた

大幅に価格を上げられたうえ、資材不足で工事が全然進まない。引き渡し期限も守られそうにない

注文住宅を建築する上で、ある程度の金額変更は覚悟する必要がありますが、数十万〜数百万単位の値上げとなれば受けるダメージは相当大きなものとなりますよね。

しかもグレードアップではなく現状維持での値上げなので、許容できないという気持ちも当然頷けます。

自分自身への影響

値上がりはしなかったものの・・・

僕自身、2021年の夏頃から本格的に注文住宅の購入を検討し始めており、9月には契約まで完了しています。翌2022年の6月現在も建築中という状況ですが、ウッドショックの影響を受けています

ネットで目にするような大幅な金銭的打撃は受けていませんが、「数万円単位での金額アップ」や「使用建材の変更」は避けられませんでした。実際に受けた影響は下記のとおり。

  • 構造体で使用される梁材の変更
  • フローリングの単価アップ
  • 天井の素材をグレードダウン

どの程度の打撃を受けたのか、詳しく説明していきます。

梁材の変更

梁とは、構造体の柱と柱の間に架けられる材の事を指します。

工務店の方によれば、この梁材の在庫がほとんど無くなってしまったらしく、当初は値上がりの可能性を示唆されましたが、材料の変更によってコストを抑えてもらいました。

安い材料に変更したのであれば何かしら(耐久性など)不具合が起こるのだろうかと心配もありましたが、そこは工務店の方を信頼して進めてもらう事とします。

また、変更後の梁材もしばらくは品薄が続いたため、工期にも大きく影響を及ぼし、着工が1か月程度遅れる事となってしましいました。

フローリング単価のアップ

我が家は、1Fを無垢材の床とし、2Fはフローリング材を施工してもらう事にしています。

ここで意外だったのが、無垢床は値上がりの影響を受けず、フローリングが値上がりとなった事です。

その上昇幅は、「1ケースあたり1,000円」というものでした。見積書によれば、2Fに使用するフローリングの数量は合計で15ケース分だったので、15,000円の値上がりとなります。

さらに補足すると、フローリングのグレードを下げる事で金額を抑えるという選択肢もありましたが、見せてもらったサンプルがあまりにも安っぽく感じてしまったため、当初どおりの素材としました。

天井素材のグレードダウン

天井は、1Fにクロス、2Fに無垢材(レッドシダー)を使用する予定だったのですが、このレッドシダーも価格上昇の影響を受け、素材を少し変更することになりました。

具体的には「無垢材」から「突板」に変更するというものです。

突板(つきいた)とは、合板の上に薄く木を貼ったものです。簡単に説明すれば半無垢材といったところでしょう。

ただ、突板は無垢材に比べ反りにくい性質であるため、その点で見れば全くのグレードダウンではないのかもしれません。

毎日肌で触れる床とは異なり、天井であればそこまで大きな影響は感じられないはず。(そう信じています。)

契約を交わした後でも値上げされる?

実際値上げされた方々の情報を見る限り、契約後でも値上げはされているようでした。

仕入れ価格の高騰で工務店側も痛手を受けているとはいえ、施主としても「この価格で建てられると言われたから契約したのに!」という気持ちが強いようですね。当然この気持ちもわかります。

僕が交わした契約書の中にも「但し、やむを得ない事情がある場合〜」というような文言が謳ってあるのでそれを盾に大幅な値上げをされてしまわないかビクビクしています。

これから契約する予定の方は、おそらくウッドショックの影響を受けた後の価格で見積価格を提示される事になりますが、今後さらに原材料価格が高騰する可能性は十分にあります。契約前の段階で「契約した価格以上に値上がりしないか」を念押しで確認するようにしましょう。

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まとめ

契約を締結し「あとは完成を待つのみ」という安心状態を大きく崩してくるウッドショック。

その余波はまだまだ収まりを見せてくれません。

完成するまで気が抜けない

施主への打撃がどれだけ大きくなるのか予想がつきませんが、これから新築を検討している方はますます慎重な住宅選びをする必要がありそうです。

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