「ソニー INZONE H9 Ⅱ」レビュー。WH-1000XM6同等ドライバー搭載のゲーミングヘッドセット

ゲーミングヘッドセットを選ぶとき、「勝つための聞き取りやすさ」と「純粋な音の良さ」が両立している製品は、意外と多くありません。
競技向けに振り切ると音楽が味気なくなり、音楽用に寄せると足音の方向がわかりづらくなったりするんですよね。
この悩ましいバランスに対してソニーが出した回答が、今回ご紹介する「INZONE H9 Ⅱ」です。

本機はプロeスポーツチームFnaticとの共同開発により、競技パフォーマンスを最大限発揮することを目指したモデル。
それでいて、音楽用フラグシップヘッドホン『WH-1000XM6』と同等のソニー独自開発ドライバーユニットを搭載しています。
ノイズキャンセリングや高性能マイクまで備えており、いわゆるゲーミングヘッドセットの枠に収まらない構成といえるでしょう。
この記事では、ソニーのゲーミングヘッドセット「INZONE H9 Ⅱ」の使用感についてお伝えいたします。
気になった方はぜひ最後までご覧ください。
INZONE H9Ⅱの概要
「INZONE H9Ⅱ」を使用するうえでまず触れておきたいのが、内蔵されているドライバーユニットです。
“ゲーミング”ヘッドセットと謳われれば、効果音を強調した派手な音を想像しがちですよね。
本機には音楽用フラグシップヘッドホン『WH-1000XM6』と同等の、ソニー独自開発ドライバーユニットが採用されています。

音楽用フラグシップと同じ土台を持つということは、ゲームを終えたあとにそのまま音楽や映画を楽しめる素地があるということ。
用途をまたぎながら1台で完結できるのは、デスク周りをすっきりさせたい方にとって見逃せない利点です。
そのうえで、競技性に振ったチューニングも用意されています。


Fnaticと共同開発したFPS特化のEQプリセットを搭載しており、足音や銃声といった勝敗に直結する音を、自分でイコライザーを追い込まなくても呼び出せる仕組み。
設定に時間を溶かさず実戦的な音へ切り替えられる点は、平日のプレイ時間が限られている社会人ゲーマーほど恩恵を感じるはずです。
さらに、ゲーム向けに最適化された立体音響バーチャライザー**「360 Spatial Sound for Gaming」**も搭載。


前後左右に加えて高さ方向の定位も掴みやすくなるため、敵の接近をいち早く察知する助けになります。
現在私はPS5Proに接続しOW2やAPEX等のFPSをプレイする事が多いのですが、臨場感・定位感は非常に高い水準にあると感じています。
ノイズキャンセリングとマイク性能
ゲームへの没入感を妨げるものといえば、やはり生活音ではないでしょうか。
特に夏場などはエアコンや扇風機等の空調音が気になりますよね。
「INZONE H9 Ⅱ」は、ソニーの音楽用ヘッドホンで定評のあるノイズキャンセリングモードを搭載。
エアコンの動作音や隣の部屋のテレビ音声などの雑音が抑えられれば、自分がプレイするゲーム内の小さな音まで拾いやすくなります。
集中力と有利さの両方に効いてくる機能ですよね。
一方で、ヘッドセットを着けたまま周囲の音を確認できる外音取り込みモードも用意されています。
聞こえ方としてはAirPodsシリーズのような「装着してない感」まで及ばないものの、十分実用的。

マイク面も充実しており、広帯域スーパーワイドバンドマイクを搭載。
繊細でクリアかつ自然なサウンドを通話相手へ届ける設計となっております。
加えて、口元まで届く単一指向性のブームマイク構造とAIによるノイズリダクションの組み合わせにより、周囲のノイズを最小限に抑えて発話者の音声のみを収集します。

キーボードの打鍵音やPCのファン音が乗りにくいので、自分の声が一度で伝わります。
私は特に滑舌が悪かったり、夜間あまり大きな声が出せない環境だったりするのでこの辺も結構ありがたいポイント。
聞き返しが減るだけでも、チーム戦のストレスは確実に軽くなります。
装着感・バッテリー・接続方式

長時間プレイを前提にするなら、重さは無視できない要素です。
本機は260g(マイク含まず)の軽量設計で、快適性と遮音性を両立した本体構造となっています。
頭や首への負担が軽いほど、集中力の持続時間は伸びますよね。
バッテリーは連続使用時間30時間(マイク非使用/ノイズキャンセリングOFF時)。

毎日3時間遊んでも10日近く持つ計算です。
ただしこれはマイクを使わず、ノイズキャンセリングを切った条件での数値。
ボイスチャットを多用する場合、実使用時間はやや縮まります。
接続方法は以下の3通り。
- 低遅延2.4GHzワイヤレス:遅延を抑えたいゲームプレイ向け
- Bluetooth Classic / LE Audio:スマホやタブレットとの組み合わせに
- 有線接続:充電を切らしたときの保険として
バッテリー残量が少なくなってくると事前に音声で通知してくれるんですが、そこから1〜2時間くらいは保ちます。
まとめ

以上、今回は「ソニー(SONY) ゲーミングヘッドセット INZONE H9 Ⅱ ホワイト」についてお伝えいたしました。
Fnaticとの共同開発によるFPS特化EQ、『WH-1000XM6』と同等のドライバーユニットなど、競技性と音質を一台にまとめた構成は、ゲームも音楽も同じヘッドホンで楽しみたい方にも満足できるはずです。
ノイズキャンセリングと外音取り込み、AIノイズリダクション付きのブームマイクまで揃っており、260gという軽さと30時間のロングバッテリーも、普段使いのゲーミングデバイスとしては申し分ないスペックといえます。
気になった方は是非一度チェックしてみてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
製品情報
- 製品名:INZONE H9 Ⅱ
- ドライバーユニット:ソニー独自開発(音楽用フラグシップ『WH-1000XM6』と同等)
- 重量:260g(マイク含まず)
- 連続使用時間:30時間(マイク非使用/ノイズキャンセリングOFF時)
- 接続方式:低遅延2.4GHzワイヤレス / Bluetooth Classic・LE Audio / 有線
- マイク:広帯域スーパーワイドバンドマイク(単一指向性ブームマイク構造・AIノイズリダクション搭載)
- 主な機能:Fnatic共同開発FPS向けEQプリセット、360 Spatial Sound for Gaming、ノイズキャンセリングモード、外音取り込みモード
- カラー:ホワイト、ブラック












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