AirPods MAX(Type-C)を1年使った正直レビュー|重くても手放せない理由は?

AirPods MAX(第一世代・Type-Cモデル)を購入してから、気づけば約1年が経ちました。
約10万円という価格に、購入前はずいぶん悩んだのが正直なところ。
それでも使い続けてきた今、後悔はしていませんが、手放しで絶賛するつもりもありません。

良いところはしっかり良いと賞賛したいですが、同様に気になるところも、正直にお伝えします。
この1年間日常的に使い込んできたからこそ見えてきたリアルな評価を、できるだけフラットにまとめました。
この記事ではAirPods MAX(第一世代・Type-Cモデル)の1年使用レビューについてお伝えしております。
気になった方はぜひ最後までご覧ください。
質感には心を掴まれる
AirPods MAXを初めて手にしたとき、最初の印象はやはり「重い」でした。
約385gという数字は、一般的なヘッドホンと比べてもずっしりとしています。
それでも使い続けていくうちに気づくのは、この重さが「高級感」と切っても切り離せない関係にあるということ。
アルミニウム削り出しのイヤーカップ、スチール製のヘッドバンド。
手に取った瞬間の「ホンモノ感」はさすがApple様といったところでしょうか。つい手にしたくなる素材感なんですよね。
スペースグレーのカラーリングは派手さを抑えた落ち着きがあり、どんな場面でも馴染む。道具としての美しさを、真剣に追求した一台です。

長時間の使用で首や肩に負担を感じることはあります。
ただ、メッシュ素材のヘッドバンドが頭部への圧力をうまく分散してくれるので、思ったよりは疲れにくいんですよね。
この質感と引き換えの重さなら、個人的には納得できる落としどころ。
「重いけど、やめられない」が正直なところです。
ノイズキャンセリングはやはり別次元

イヤホン型のAirPodsシリーズ然り、ノイキャン性能の凄さはどのレビューを見ても絶賛されていますよね。
「本当にそんなに違うの?」と半信半疑で使い始めましたが、やはり凄かった。
電車の中でも、街の雑踏も、周囲の音がすっと引いていく感覚。
「音を消す」というより「世界を切り替える」という表現のほうが近いかもしれません。
特に優れていると感じたのは、耳への圧迫感の少なさ。
他社のANCヘッドホンだと耳が引っ張られるような独特の不快感を覚えることがありますが、AirPods MAXではそれをほぼ感じません。
長時間装着していても、ANC由来のストレスが少ない。
Appleデバイスとの連携による空間オーディオとの組み合わせも含め、ANCの完成度は現時点でトップクラスといっていいでしょう。
仕事の集中タイムにこのヘッドホンを装着すると、生産性がはっきり変わります。
「ANCのために買う」という選択肢も、十分ありなのではないでしょうか。贅沢だけど。
フラットなのにしっかり鳴る低音

AirPods MAXの音質はよく「フラット」と表現されます。実際に使ってみて、この表現はかなり的を得ているように感じました。
特定の帯域が誇張されることなく、原音に忠実な鳴り方をする印象です。
ただ「フラット=つまらない」では決してありません。これが大事なポイントで、低音域もしっかり鳴ってくれます。
「ドンシャリ」のような派手さはないけれど、ベースラインが地に足のついた存在感で聴こえてくるんですよね。
好きなアーティストの楽曲を流したとき、「こんな音が入ってたんだ」と気づく瞬間が何度もありました。
一方で、EDMや重低音重視のジャンルを全力で楽しみたい場合は、もう少しドライブ感のあるチューニングのヘッドホンのほうが合うかもしれません。
AirPods MAXの強みはあくまで正確さと気持ちよさの両立。
音楽をじっくり味わいたい方、映画やポッドキャストをよく聴く方には、特におすすめしたい音質です。
バッテリー持ちはやはりネック
バッテリー持ちに関しては、この価格帯のライバル機と比べると明らかに見劣りする部分です。
公称値でおよそ20時間は決して短くありませんが、BoseのQC Gen2やSONYのWH-1000XM6が30〜40時間クラスのスタミナを誇ることを考えると、どうしても差を感じてしまうんですよね。
旅行や長距離移動でヘビーに使う場面では、充電を意識しながら使うことになります。
以前は充電がlighteningケーブルだったのですが、Type-Cに対応してからは充電の利便性は格段に上がりました。

それを踏まえても、バッテリー容量そのものの改善はもう一声ほしかったのが正直なところ。
日常使いのメインヘッドホンとして使うぶんには十分ですが、「とにかく長持ちさせたい」という方にはBoseやSONYに軍配が上がります。
冬場の結露問題について

AirPodsシリーズのイヤーカップ内に結露が発生するという話については、ネットで見かけた方も多いのではないでしょうか。
冬場、外の冷気と耳の熱が触れることで水滴が生じるという現象です。
私も購入前にレビューを漁っていた段階でこれらの感想は目にしていたので、購入後は意識して使い込んでおりました。
結果として、結露は一度も発生しませんでした。
少なくとも私の使用環境(日本の冬、屋外での移動含む)では問題なく、イヤーパッドの素材がメッシュ系のため通気性も蒸れも特段気にはなりませんでした。

「結露が心配で購入をためらっている」という方がいれば、私の経験上は問題なかったとお伝えできます。
ただ、極度に外出先での使用→室内利用を行ったり来たりするような使い方であれば、その辺のリスクも変わってくるので注意が必要になります。
まとめ

以上、今回は「AirPods MAX(第一世代・Type-Cモデル)」を1年間使用してみた感想についてお伝えいたしました。
質感・ノイズキャンセリング・音質のどれをとっても、完成度の高さは本物。特にANCの自然さと音のバランス感は、このヘッドホンならではの強みだと感じています。
スペースグレーの落ち着いた佇まいも含め、「所有する喜び」がある道具です。
一方で、バッテリー持ちはライバル機と比べると見劣りするのが事実。

それを差し引いても、Appleエコシステムの中で使うなら、これ以上のヘッドホンはなかなかない。1年使って、そう確信しています。
現在は新型の第2世代モデルも販売されているため、気になった方はぜひそちらもチェックしてみてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。












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