湾曲モニターのメリットは?1年間使用した感想をデメリットと合わせて紹介
- 湾曲モニターを使用するメリット・デメリットが知りたい
- 湾曲モニターの使用感は?
- 湾曲モニター購入時のポイントは?
こういった疑問をお持ちのあなたへ。
本記事では、湾曲モニターを使用するメリット・デメリットについてまとめています。
- 湾曲モニターのメリット・デメリット
- 34インチフルワイド湾曲モニターを使用した感想
- オススメの湾曲モニターを3つ紹介
筆者自身が実際に使用してみて気づいたことを紹介しています。
現在湾曲モニターを導入すべきかどうか迷っている方は是非一度参考にしてみてください。
湾曲モニターとは
湾曲モニターはその名のとおり、湾曲したディスプレイが最大の特徴。
ディスプレイが湾曲している事により画面端の視認性が向上するため、大きなサイズのモニターであっても作業効率を損ないません。
FPSやアクションゲームをプレイする際などでも敵の視認性が損なわれず、一定の索敵能力を保てます。
自分を中心に一定の間隔でディスプレイとの距離を保てるため、左右の端も見やすくなっています。
湾曲モニターのメリット
湾曲モニターを使用するメリットは大きく下記3つが挙げられます。
- 没入感の向上
- 画面の視認性が良い
- 画面反射を抑えられる
没入感の向上
湾曲モニターは自分を囲むような形状のディスプレイであるため、視界が画面の表示内容で覆われます。
このため、アクションゲームやRPGゲームなどをプレイする際には通常のモニターより高い没入感を得られるでしょう。
モニターのサイズが大きいほどこの恩恵を受けやすく、表示領域が横に長いウルトラワイドモニターなら更に相性抜群。
映画鑑賞にも最適!
画面の視認性が良い
画面サイズの大きなモニターの場合、画面端の情報を注視しようとすると顔を近づける必要があります。
ディスプレイが湾曲していることで、顔や体を動かすことなく画面全体の情報を見渡すことが可能。
一度の動作は小さなものですが、長時間作業する場合などはこういった煩わしさは極力無くしたいところです。
目や首の負担が減るため、疲労の軽減にも繋がります
画面反射を抑えられる
モニターが湾曲していることにより、光反射の影響を受けづらくなります。
デスクの背後に窓やLEDなどの光源がある場合、モニターへの映り込みが気になるところ。
このような状況でも湾曲した形状により光の反射角度が変わるため、チラつきを軽減できます。
湾曲モニターのデメリット
ここからは湾曲モニターのデメリットについてご紹介します。
メリットと同様、デメリットは下記の3つ。
- 慣れていないと画面酔いする場合がある
- FPSには若干不向き
- デザイン系の作業には向かない
慣れていないと画面酔いする場合がある
ゲームや動画を視聴する際、わずかながら通常なモニターと見え方が異なります。
画面内のキャラクターやオブジェクトが歪むレベルで支障をきたす事はありませんが、敏感な方は違和感を覚えるかもしれません。
この「画面表示に慣れていない状態」で使用を続けていると、画面酔いを起こす可能性があります。
その場合は作業を中断してすぐに横になりましょう。
FPSには若干不向き
FPS(シューティング系)で使用する場合、敵やオブジェクトの形が微妙に変わる場合があり、エイムに若干影響を及ぼします。
ランクマッチなどに潜ってガチなプレイをするのであれば、通常のモニターが安定しているのではないでしょうか。
ただ疾走感や臨場感は感じやすいので、勝敗を気にしないエンジョイ勢であれば選択の余地はあります。
デザイン系の作業には向かない
写真やイラストなどの画像を編集する際、傾きの微修正が必要なケースがあります。
この際、画面が湾曲していることにより認識のズレが生じ、うまく修正できないことが起こり得ます。
精細な調整が求められる作業を行う場合は、フラットなモニターを使用する方が良いでしょう。
34インチフルワイド&湾曲モニターの使用感は?
僕は昨年(2022年)の夏頃に34インチフルワイドの湾曲モニターを使用し、毎日のように使用しています。
主に記事の執筆作業や動画鑑賞で使用しており、たまにPS5でゲームをプレイすることもあります。
視認性は確かに良い
湾曲モニターを使用してみて最初に感じたのは視認性の良さ。
画面の端に表示されている文字も顔や体を近づけることなく、軽く目を向けるだけで視認することができています。
モニターの中央に自分が位置している場合、画面全体がちょうど良い角度でこちらに向いてくれているのがこの視認性の良さを生み出してくれているのでしょう。
ガチ勢じゃなければゲームもいける
この湾曲モニターでPS5のソフトを何本かプレイしてみました。
エルデンリングやホライゾン、APEXなどアクションやFPSを中心にプレイし、最初は若干の違和感を覚えたものの普通に遊べる印象。
これまでのゲーム体験を覆すほどの感動をもたらしてくれる程ではありませんが、没入感も得られます。
FPSには向かないとデメリットで挙げていますが、勝敗を気にせずカジュアルマッチに潜る程度なら十分に楽しめるのでは無いでしょうか。
PS5は昨年ウルトラワイドモニターへの出力に対応したようですが、僕が持っているモニターには対応しておらず、画面を引き延ばして表示している状態でプレイしています。
引き伸ばしのない本来の映像でプレイすることができれば、また違った印象となるかもしれません。
詳細な使用感はこちらの記事にもまとめています。
モニターライトの設置も問題なし
湾曲モニターを購入する際、地味に心配だったのが「モニターライト設置できるか問題」。
このモニターライトはモニター上部のベゼルに引っ掛けるような形でセットするのですが、画面の湾曲によりグラつきが生じないかと気を揉んでいました。
しかしその心配は完全に杞憂だったようで、実際に設置してみると安定感があります。
画面の中心部分はそれほど湾曲の影響を受けないため、その辺の制限は受けないのかもしれません。
オススメの湾曲モニター3選
ここでは実際にオススメしたい湾曲モニターを3つご紹介します。
湾曲モニターの強みを活かすため、「ウルトラワイド」かつ「編集作業」に特化したものを選択しています。
LG 34WQ60C
高精細なIPSパネルかつ高解像度(3440×1440)で表示が可能なLGのウルトラワイドモニター。
接続端子はHDMIとDisplayPortに限られているようなので、MacBookなど着脱の多い用途環境では若干不便に感じるかもしれません。
一方で、デスクトップPCなど常時接続して使用するのであればコスパの良いモデルだと思います。
Dell U4021QW
デルの39.7インチ高精細IPSモニター。
ほぼ40インチの大画面に加え、5K2K(5120×2160)という超高解像度を備えた恐ろしいスペック。
Thunderbolt3を搭載しており、MacBookなどのノートPCを充電しながら画面出力することが可能。
複数のアプリケーションを画面上で整理することが可能なマルチタスク機能がモニター自体に搭載されており、38のレイアウトから選択が可能。
いつかは手に入れたい憧れのモニター。
Dell U4919DW
32:9という聞いたことのない比率の49インチ超大型モニター。
27インチのモニターを2枚並べた時と同じ画面領域で、ウインドウを何枚並べても視認できてしまいそうです。
とにかく大量の情報を並べながら作業を行うのであればオススメ。
こちらもThunderbolt接続による給電機能を備えており、ノートPCの外部出力もケーブル1本で簡単に行えます。
39.7インチのU4021QWよりも10インチほど画面サイズが大きいのですが、価格はこちらの方が安いようです。
LANポートが備わっていないことや、内蔵スピーカーの音質に差があるのが原因かもしれません。
そういった部分が気にならないようであれば、狙い目ではないでしょうか。
まとめ
以上、今回は湾曲モニターを使用するメリット、デメリットについてご紹介いたしました。
メリット | デメリット |
---|---|
没入感が向上 視認性が良い 画面反射が抑えられる | 画面酔いする恐れがある FPSには若干不向き デザイン系の作業にも不向き |
湾曲モニターは画面が横に長いウルトラワイドワイドタイプであれば相乗的に効果が高まります。
自身の使用状況に合わせたモニターを選択し、日々の生産性を高めていきましょう。
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