YAMAHA「SLG200S」レビュー。夜間も練習可能なサイレントギター

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この記事がオススメな方
  • 練習から本番まで使える本格的ギターが欲しい
  • ギターを気軽に外へ持ち運びたい
  • 夜間でも気兼ねなく演奏の練習がしたい

こういった考えをお持ちのあなたへ。

本記事では、軽量かつ静音、高音質なYAMAHA サイレントギターSLG200Sの使用感についてお伝えしています。

ボディー部分が枠のみという非常に特徴的な形状をしていながら、音質は非常に良好でとても弾きやすいこのギター。

才川

歴の浅い「ニワカ」な僕でも適当にジャカジャカするのが楽しくて、暇があれば結構触ってます。

あざらし

軽くて持ち運びやすい

気になった方は是非一度ご覧ください。

目次

ヤマハサイレントギターについて

サイレントギターとは、ヤマハが開発した革新的なギターのシリーズです。

一般的なアコースティックギターとは異なり胴がなく、ヘッドホンやスピーカーに接続をすることで演奏することができます。

周囲にほとんど音が響かないので、夜間や静かな場所でも気兼ねなく弾くことが可能。

また、通常のアコースティックギターに比べ軽量でコンパクトな作りになっています。

そのため収納もしやすく、持ち運びや保管にも便利です。

自宅で使用しているYAMAHA製品についてはリビングで使用しているサウンドバー「YASシリーズ」があるんですが、音の臨場感が非常に高く、毎日の動画体験を一段上げてくれています。

YAMAHAサイレントギターの特徴

今回ご紹介するサイレントギターの大きな特徴は、「SRTパワードピックアップシステム」があります。

これは弦の振動を拾うピエゾピックアップと、胴の共鳴をシミュレートするデジタル処理を組み合わせたシステムで、自然で高品質なアコースティックサウンドを再現します。

さらに、リバーブやコーラスなどのエフェクトやチューナーも内蔵しており、様々な演奏スタイルに対応することができます。

あざらし

ボディ部分のツマミで調整可能

スペックなど

YAMAHA サイレントギターSLG200S」のスペックを以下の表にまとめました。

項目内容
サイズ978(L)×356(W)×85(H)mm
重量2.1kg
カラー・ナチュラル
・クリムゾンレッドバースト
・タバコブラウンサンバースト
・トランスルーセントブラック
ボディ材質マホガニー
電源単三電池 2本
※別売りACアダプタあり
ピックアップタイプピエゾ
ブリッジタイプアジャスタブル
YAMAHAサイレントギターのスペック
才川

カラーは4種類展開しています。どれも非常にオシャレな外観で、決断に3日ほどかかりました。

うーんカッコイイ・・・

タバコブラウンの色味にもかなり惹かれたため非常に悩ましいところでしたが、最後は無難なナチュラルを選択。

毎日手にしても飽きのこない安定したデザインで、後悔はしていません。

サイレントギターを使用した感想

実際にサイレントギターで演奏を続けてみて気づいたポイントを簡単にまとめてみました。

良かった点
  • 夜間でも練習しやすい
  • 軽量かつコンパクト
  • 本体内蔵のチューナー&エフェクター
気になる点
  • 静音性は期待しすぎないこと
  • しっかりした練習には別途電源が必要
  • 価格帯が高め

それぞれ詳しく解説いたします。

良かった点

  • 夜間でも練習しやすい
  • 軽量かつコンパクト
  • 本体内蔵のチューナー&エフェクター

夜間でも練習しやすい

「サイレント」の名を冠しているだけあって、サイレントギターの生音は通常のアコギに比べ非常に静か。

中学生の頃なんかは部屋にこもってアコギの練習に勤しんだこともありましたが、扉1枚隔ても結構音が漏れるため、家族からの苦情は結構日常茶飯事だった記憶があります。

あの頃にこのサイレントギターがあればもう少し快適な練習環境を得られていたことでしょう。

軽量かつコンパクト

サイレントギターのボディは枠と弦の張られた本体部分のみという非常に軽量な作りとなっています。

骨組みだけのような見た目で、必要最低限部分以外は一切削ぎ落としたまさに洗練した作り。

外観だけ見ればなにやらスカスカな印象を受けますが質が悪いというわけでは全くありません。

本体の機械部分には高性能なセンサーがギッシリ埋め込まれており、ケーブルを経由してイヤホンやアンプから出力される音色は非常に質の高いものになっています。

アコギのような共鳴胴を持たずとも自然なアコースティックサウンドを実現するため、「SRTパワードピックアップシステム」を採用。

本体内蔵のチューナー&エフェクター

ギター本体には高音域や低音域を調整できる「TREBLE/BASS」つまみ、3種類のリバーブ調整機能も備わっています。

「TREBLE/BASS」つまみでの調整機能

  • 高音域
  • 低音域

3種類のエフェクト調整機能

  • REV1:室内演奏を想定したリバーブ効果
  • REV2:ホール演奏しているようなリバーブ効果
  • CHO:2台のギターで演奏しているようなコーラス効果

さらに地味に便利なのがチューナー機能の内蔵。

クロマティックチューナー内蔵
これが地味に便利

通常のアコギ等であれば別途用意する必要があるんですが、サイレントギターの場合ボタンひとつでチューニングモードに切り替えが可能。

練習前に毎回気軽にチューニングでき、チューナーを用意する必要がない分かさばりません。

気になる点

  • 静音性は期待しすぎないこと
  • しっかりした練習には別途電源が必要
  • 価格帯が高め

静音性は期待しすぎないこと

共鳴胴しない分静かに練習することが可能とお伝えしましたが、ジャカジャカかき鳴らせば弦自体からの音はそれなりに発生します。

アルペジオ等の指弾き系やゆったり系のコード進行のものであれば夜間であっても静かなんですが、結構ロックな曲調のものを練習したい場合は気になるかもしれません。

さらに静かに演奏したい方は本体だけでなくピックでも静音性を確保するためのアイテムが存在するため、そちらと組み合わせる方法もあります。

しっかりした練習には別途電源が必要

サイレントギターはエレキギターと同じ構造を取っているため、ギター本来の音質で演奏を楽しむのであればアンプやヘッドホンへの接続が必須となります。

電源の供給は単三電池もしくはACアダプタが必要となりますが、ACアダプタは別売りとなっています。

単三電池使用でも割と長持ちしますが、取替が面倒な方は別途アダプタの購入を検討してみましょう。

価格帯が高め

サイレントギターの価格は7万円台と初心者が手を出すにはやや高め。

この製品のターゲット層は初心者だけでは無いと思いますが、一般的なアコギの入門セットであれば1万〜3万円程度で売られています。

「ギター始めてみたいかも」で手を出して挫折した場合のことを考えるとちょっと戸惑ってしまうかもしれませんね。

ただこのギターはプロが演奏する場でも使用されているくらいなので、本格的にハマったとしてもこれ1本でそれなりのレベルまで使い込むことは可能です。

サイレントギターはどんな人にオススメ?

才川

以上を踏まえた上で、「YAMAHA サイレントギターSLG200S」はどんな方にオススメできるものなのか考えてみましょう。

あざらし

大きく分けると以下のとおり。

サイレントギターはこんな人にオススメ
  • 練習用から本番用までこれ1本で済ませたい
  • ギターを気軽に持ち運びたい
  • 夜間でも気兼ねなく演奏の練習がしたい

サイレントギターの重量は2.1kgと片手で持ち運び可能なサイズ感なので、外出先へ持ち出す機会が多い場合でも難なく運べます。

購入時から初期装備されているスチール弦についても非常に高品質で、自宅演奏するには必要十分な音質で演奏を楽しむことが可能。

生音は静かながら良い音色であるため、練習時間が夜しか取れないような場合でもそれほど気兼ねなく奏でられます。

Q&A

ヘッドホン使用時の最適な音量設定は?

サイレントギターの音質を最大限楽しむにはツマミを半分以上回すことが推奨されています。いきなり大きな音へ振ると耳を痛める可能性があるため、初めはボリュームを最小に絞り、徐々に音量を上げるようにしましょう。

サイレントギターでヘッドホンを使用する際に推奨されるボリューム
推奨される音量半分以上
弦の交換方法は?

サイレントギターの弦は通常のアコギやエレキギターと同様の手順で行えます。ヤマハ公式の弦交換動画があるためご参照ください。

弦の交換方法(ヤマハ公式)
サイレントギターの種類によって、ネックの裏塗装は異なる?

種類によって多少異なっています。

SLG200S/Nのネック裏は、マホガニー材の木の温もりが感じられるように半艶消し仕上げとなっています。ややザラザラした感触が特徴です。
一方で、SLG200NWは一般的な多くのクラシックギターが採用している鏡面塗装仕上げで、SLG200S/Nと比べるとツルツルした感触となります。

全般の音量は普通のアコースティックギターに比べてどれくらい小さい?

周囲に聴こえる音量は、一般的なアコースティックギターの10~20%(ヤマハ調べ)です。

ニッケル水素電池使用時、電池交換時期を知らせるLEDランプが点滅しない

電池交換時期を知らせるLEDランプ(下図 コントロール部 6 参照)は、電池の残量がある範囲内に入ると、三角形の表示が交互に点滅(警告表示)します。

さらに、その範囲を下回ると自動的に電源が切れる仕様です。

しかし、ニッケル水素電池の場合その放電特性により、電池残量が SLG200のLED点滅(警告表示)開始値から電源オフ値付近の範囲で急激に少なくなると、LED点滅(警告表示)の前に電源オフになることがあります。

Image

実際に使用した人の声

実際に購入した方々のレビューについて、いくつかピックアップしてみました。

ひつじ

静音性も素晴らしいですが、ライン録音の音もなかなかいいです
ピエゾ以上マイク録音以下の音になります。

しろくま

マンション住まいなので今までは8時~17時の間でMartinのギターを弾いていましたが 時間を気にすること無く練習できます。
旅行にも 軽くて持って行きやすかったです。

イカ

ギターへの再チャレンジにあたり本製品を購入しました。大変満足しています。
サイレントなので、本物のギターより音を気にせず弾けるので、練習への心理的負担がかなり下がりました。結果、ストローク練習もちゃんとでき、ギター(サイレントギター)に触れる機会が増えるので、必然的に上達スピードも上がっています。

まとめ

以上、今回はYAMAHA サイレントギターSLG200Sの使用感等についてお伝えいたしました。

  • 夜間でも練習しやすい静音かつ高音質な生音
  • 軽量かつコンパクトなボディ
  • 本体内蔵のチューナー&エフェクターが便利

軽さと高い音質を兼ね備えており、初心者から上級者までオススメできる1本です。

気になった方は是非一度チェックしてみてください。

才川

最後までお読みいたたき、ありがとうございました。

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