30代男性が育児休業を3ヶ月取得した感想。メンタル面や過ごし方など

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4月から育児休業を取得しています。

世間では男性の積極的な育児参加が推奨されていることもあり、私の職場においても取得する男性職員はわりと増加傾向な印象。

我が家では昨年の夏頃新たな家族が誕生し、もうすぐ1歳を迎えようとしている状況。そのため私も「育休取得」の対象者に入っておりました。

就職してからこれまで3ヶ月も職場を離れる経験をしたことがなかったので、正直取得期間については若干の葛藤もありました。

とはいえこの育休取得は子どもが生まれる以前からの妻との約束でもありました。

私の職場では4月に定期の人事異動が行われることから、子どもが誕生してから若干タイムラグがあるもののそのタイミングに合わせて申請することに。

取得する前は「ゆっくり休めるぞ」と多少お気楽ムードを持ったりもしていましたが、実際に育休期間を過ごす中で考えさせられる事もいくつかありました。

今回はそんな男性が育児休業を取得することについてまとめてみましたので、気になった方は是非一度ご覧ください。

目次

3ヶ月の「休業」期間

育児休業は、働きながら子育てを行う社会人にとって非常に重要な制度です。

先進国の中でも日本は男性の育児参加率が著しく低いと言われており、育休取得率の低さの原因が窺えます。

職場の風土や経済的な理由など、なんとなく取得を思い留まってしまうような要因はそこかしこに点在している気がしますよね。

私自身そんな雰囲気を感じつつ、わりと勇気を出して3ヶ月の育休取得に踏み切りました。

せっかくなら1年ほど取得してみたかったのですが、仕事の感覚が鈍ってしまうことや、経済的な面に対する不安からこの3ヶ月という期間を選択しております。

毎日の過ごし方

育児休業期間中の過ごし方はおよそ以下のとおり。

5:30〜6:00起床、ミルクを与える
6:00〜7:00朝食、読書など
7:00〜9:00子供に朝食を与え、遊ばせる
9:00〜12:00朝寝(子供)
・寝付く→その時間で読書や記事作成など
・寝つかない→一緒に遊ぶ
12:00〜13:00昼食(ここでは一緒に食べる)
13:00〜15:00お昼寝(子供)
・寝付く→その時間で読書や記事作成など
・寝つかない→一緒に遊ぶ
15:00〜15:30おやつ
15:30〜16:00散歩
16:00〜18:00一緒に遊ぶ
18:00〜19:00夕飯(子供も一緒に食べる)
19:00〜19:30入浴
19:30〜20:30寝かしつけ
20:30〜23:30自由時間
23:30就寝

結構ざっくりですが、おおよそはこんな感じです。

子供と一緒に過ごす時は1階のLDKでひたすら追いかけっこをし続けているため、なかなか体力を消耗します。

朝寝と昼寝の時間も日によって異なり、そもそも寝ないこともあります。

そのため、ガッツリと自分の作業を行えるのは夜寝かしつけた後となる場合がほとんど。

この辺は後述しますが、「この期間を利用して新しいスキルを習得するぞ」と意気込んでいると理想と現実の差に戸惑うことになります。

あくまで「育休」である事を頭に刻み込んで日々を過ごす事が大切。

当たり前と思うかもしれませんが、私の場合は指摘を受けてしまう事がしばしばあり、日々反省しています。

育休を取得する上での不安など

メンタルの保ち方

育児休業は法的に認められている制度とはいえ、取得期間中(私の場合は3ヶ月)は物理的にも精神的にも仕事から離れることになるため、否が応でも社会人としての感覚が鈍っていくような気がするんですよね・・・。

最初の1ヶ月は割とのほほんと過ごしているわけですが、少しずつ日が経つにつれ避けられない「労働」の2文字が頭をよぎり出してきます。

漠然とした不満を掻き消すように、脳の状態を良好に保つべく無心でジョギングすることもしばしば。

当たり前すぎますが、「FIREして社会復帰の予定なし」と「3ヶ月後には元の社会人生活」という状況では休んでいる間の心理状況も全く異なるんですよね。

そういった焦りから目を逸らすように若干意識高い系の自己啓発本やビジネス書を読み漁ったり、新しいスキルを身につけようとあれこれ手を出そうと画策してみたりと色々試しています。

ただ上段でも述べたようにあくまで「育休」であるということを忘れてはなりません。

読書や運動に夢中で子供の世話が疎かになったら本末転倒ですからね・・・。

リスキリングの功罪

先ほど新しいスキルの習得、すなわち「育休期間を利用したリスキリング」について少し触れましたが、これについては某総理大臣も以前推奨する旨の発言をし、割と叩かれていたトピックでもあります。

いざ自分が育休を取得し、若干の不安に駆られて初めて「わからなくもないかも」と考えるようになりました。

とはいえやはり育児とリスキリングの両立はハードルが高く、どちらかを優先すればもう一方は疎かになりがちです。

これについては最近読んだベストセラー本「限りある時間の使い方」に”子供が0歳から1歳になる瞬間は一生のうちで今しか見届けられない”といった内容が書かれており、ハッとさせられました。

著者の主張する”人生は4000週間しかないため仕事だけを気にして生きるのはもったいない”という言葉は至極真っ当な意見であり、自分を省みて若干胸が痛みました。

盲目的にリスキリングに取り憑かれるのは、結局3ヶ月後に始まる仕事に怯え今を生きられないことになりますからねえ・・・。

最近のビジネス書や自己啓発本ではよく「今を生きる」ことでメンタルが保たれると記されているのを目にするので、その辺のバランス感覚を養うのも必要だなあと実感させられています。

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もちろん良い事もたくさん

取得前も取得中も様々な葛藤に晒される育児休業ですが、取得したことに後悔はしていません。

家族と触れ合う時間が多くなるのはそれだけで毎日充実感がありますし、家事育児の大変さを自分の体に染み込ませる事で、妻に対する畏敬の念はこの先も忘れる事がないでしょう。

自分本位な考え方は良くありませんが、「自分も参加している感」を得られるのはワークライフバランスがうまく保たれている気がして精神的にも良い影響を与えられている気がします。

毎日子供の世話をするのがこれほど大変で楽しいものだと気づけたのはこの育休を取得できたおかげなので、今後の人生においても非常に良い経験になりました。

まとめ

以上、今回は男性が育児休業を取得することについての葛藤や、実際に取得してみた感想についてお伝えいたしました。

この記事のまとめ
  • あくまで「育児」メインの休暇。他のこと(リスキリングなど)に意識を向けすぎると精神的に疲弊するため注意。
  • 取得するタイミングもそこそこ重要。
  • 取得してしまえば後悔はしない。子供の成長をじっくり観察できるのはこういう期間があってこそ。

子供は本当にあっという間にグングン成長していきます。

今しかない瞬間を見逃さないためにも思い切ってガッツリ育休を取得してみましょう。

漠然とした不安に襲われる事があるかもしれませんが、何年か後に振り返った時にはきっとその時期が大きな財産になっているはずです。

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