「ボルネードT-660」レビュー。エアコンとの併用で部屋全体を心地よく冷やす
- 夏の電気代を抑えつつ、快適さも得たい
- サーキュレーターにもデザイン性を求めている
- エアコンの冷気を効率よく循環させたい
こういった考えをお持ちのあなたへ。
本記事では、強力な風で家中を快適な気流を生み出す高機能サーキュレーター「ボルネード660-JP」について紹介しています。
気になった方は是非一度チェックしてみてください。
ボルネード660-JPの特徴
ボルネード660ーJPはVornado(ボルネード)社が販売する、超強力な風を生み出す高機能サーキュレーター。
一般的なサーキュレーターより大きさも出力も一回り大きいのが特徴で、業務用に広い空間で使用される事もしばしばあるようです。
入力系統は電源ボタンと風力調整のみと非常にシンプルで、首振り機能も備わっていません。
- 電源ボタン
- 風力調整ボタン「Ⅰ」〜「Ⅳ」
サーキュレーターの目的自体が一方向に風を送り出して部屋全体に気流を生み出す事であるため、首が固定されていることに関してはそれほど気にならないと思います。
660-JPのスペックは下記のとおり
項目 | 内容 |
---|---|
型番 | 660-JP |
サイズ | 30D x 35W x 38H cm |
重量 | 3.3kg |
素材 | ABS, ポリプロピレン |
色 | 白or黒 |
ワット数(W) | 46W |
消費電力 | 50Hz/ターボ46W・強40W・中34W・弱29W 60Hz/ターボ53W・強43W・中36W・弱29W |
電圧(V) | 100V |
電源 | 電源コード式 |
推奨畳数 | 21畳〜35畳 |
騒音レベル | 50Hz/ターボ65db・強61db・中56db・弱51db 60Hz/ターボ67db・強61db・中54db・弱50db以下 |
冷気を均一に行き渡らせたい
今回私が660-JPを購入した1番の目的は、自宅の吹き抜け部分に設置したエアコンの効率を最大限に活用させることでした。
LDKが存在する自宅の1階には現在エアコンを設置しておらず、吹き抜け部分を通じて1階、2階の両フロアを心地よい温度に保つためには効率的に冷気を循環させる必要があります。
1階吹き抜け部分に当たるリビング周辺は冷気が直接降ってくるためのままでも割と快適に過ごせるんですが、その先に位置するダイニング、キッチンまではなかなか自然には届かないのが難点だったんですよねえ・・・。
そんな問題を解決すべく660-JPを導入したわけですが、これが思いのほかしっかり活躍してくれています。
リビング周辺に滞留しがちな冷気をダイニング、キッチンの方へブワッと追いやってくれるため、エアコンを設置していない1階の空間も快適な温度で過ごすことが可能に。
サイズ感、出力もさることながら値段もそれなりにしたので、それに見合った働きをしてくれている事にひとまず満足しております。
使用して感じたメリット3つ
強力すぎる風量
冒頭でもお伝えしたとおり、660-JPの特徴はなんといってもこの超強力な風量にあります。
6畳用くらいの一般的なサーキュレーターであればこれまでも書斎や寝室などポイント的に使用していましたが、それらとは明らかに一線を画したパワフルさを実感。
その分モードの強さに応じて駆動音も「ブオォォォォ」とけたたましさを増します。
部屋の気温が高いうちはスイッチを「Ⅲ」〜「Ⅳ」あたりにして空気をかき混ぜ、ある程度気温が下がった段階で「Ⅰ」〜「Ⅱ」に切り替えて使用するといった使い方が良いでしょう。
- 序盤→「Ⅲ」〜「Ⅳ」
- 中盤→「Ⅰ」〜「Ⅱ」
デザイン
660-JPの色は「白」と「黒」の2色のみ。
今回は白を選択しており、主張しすぎないシックな色合いが部屋のインテリアにも馴染みやすくなっています。
本体背面はザラっとしたマットな手触りで、全面部分は光沢のある対照的な質感が特徴的。
どちらの面も安っぽさは感じず、長期間使用しても飽きのこないデザインとなっておりイイ感じですね。
裏面はブラスチック素材なのに妙な高級感が漂っているのは不思議かつ絶妙。
ボタン部分はボディーに馴染むシルバーカラーとなっており、押下すると「カチカチ」としたリアクションがあります。
前面の真ん中には同じくシルバーカラー。その中心にガツンと鎮座する「V」のロゴは好みの分かれるデザインかもしれません。
そちらはともかく、ロゴを中心に渦巻いている流線型のカバーは個人的に結構好きなデザインだったりしています。
メンテナンス性
660-JPの羽は取り外したうえで水洗いが可能。
一般的な扇風機やサーキュレータに共通して言える事ですが、羽、前面背面のカバー部分は総じて埃が付着して溜まりやすいもの。
この埃が結構クセモノで、徐々に増えていくため見過ごしてしまいがちなのですが、付着するほど風力は低下します。
気づかぬうちに溜まっていった埃等を落とす事で結構風量の違いを実感できるので、シーズン中盤、シーズン終了時には水洗いで取り除くのが望ましいですね。
カバー自体はネジで固定されているため、開けるにはドライバーが必要。
若干面倒に感じるかもしれませんが、これだけ強力な風を生み出す装置なので頑丈に保護されているのは仕方ありませんね。
初めに本体のカバーを取り外します。
背面にネジが3つ絞められているため、ドライバーを使用して外しましょう。
ネジを外すと本体がパカっと2つに外れます。
プロペラ部分を一旦避けておき、本体背面と前面のホコリを取り除きましょう。
若干湿った雑巾などで拭き取ると、ボロボロ埃が出てきます。
プロペラを外す際は、ボルトとワッシャーを外さなければなりません。
ボルトはレンチで時計回りに回すことで外れます。
本体の清掃を終えたら、モーター周りについた埃を取り除きます。
モーターの根本は手が届きにくいため、市販のOA用エアダスターなどがあると便利ですよ。
溜まった埃が意外にわんさか飛んだりするので、ベランダなど屋外での作業をオススメします。
プロペラについた埃も丁寧に取り除きます。
こちらも湿らせた雑巾などで拭き取りましょう。
ここまで終えたら、あとは解体したパーツを全て元通りに戻して完了です。
購入する際の注意など
660-JPの購入を検討する際は、部屋の畳数を一つの判断基準にすると良いかもしれません。
メーカーが謳っている推奨乗数は21〜35畳程度となっていますが、使用してみた感覚では10畳以上の部屋であれば導入を検討しても良いのではないかと思います。
逆に6畳くらいの一室での利用は結構持て余しそうなので、よく検討した方がよさげ。部屋中で嵐が巻き起こり、色々なものがとっ散らかってしまうかもしれません。
また、小さい子供がいる場合にも注意が必要。
660-JPに限った話ではありませんが、こういうサーキュレーターや扇風機は指を入れて怪我をする可能性があります。
特にサーキュレーターはその形状からも低い位置に設置することが多いため、怪我のリスクは扇風機よりも高め。
強力なパワーを有する660-JPはその分大きな怪我に繋がってしまう可能性があるため、手の届かない場所に置くか、ゲージで囲って使用する等の対策が必要となります。
自宅では子供が大きくなるまでの間はとりあえず階段に置いて使用しています。
ボルネードのシリーズには足が着いたモデルも存在するため、こちらを検討するのもアリかもしれません。
まとめ
以上、今回は強力な風で家中を快適な気流を生み出す高機能サーキュレーター「ボルネード660-JP」についてご紹介いたしました。
- エアコンと連携して使用することで部屋中快適な気温に
- 機能性に加え、インテリアに馴染みやすい落ち着いたデザイン
- 定期的なメンテナンスで強力な風量を維持
「エアコンを稼働させているのにサーキュレーターも稼働させるのは電気代がもったいない」と感じる方もいるかもしれませんが、実は組み合わせた方が効率が良くなる場合があります。
今住んでいる部屋の大きさ、エアコンのパワーなどを考慮した上で、是非一度検討してみてください。
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