書斎は2畳程度でも作った方が良い?小さな書斎を作ってわかったメリットと注意点
注文住宅を購入する際、誰しもが一度は書斎を作るかどうか悩むのではないでしょうか。
かくいう私もそのうちの一人で、昨年完成した我が家の2階には小さな書斎を設けています。
この場所はトイレにするかどうか随分悩みましたが、日を追うごとに書斎にしておいて良かったと実感。
どれだけ小さなスペースであっても自分だけの空間というものは必要ですね。
今回は、書斎の広さは2畳程度の小ささでも作るべきなのか、また満足できるのかについてお伝えいたします。
家づくりを計画する中で間取りに悩んでいる方は、是非ご一読ください。
書斎のメリット
- 落ち着く
- 集中できる
- 意識を切り替えやすい
リビングなどで家族揃って話をする時間はとても大切ですが、一人きりで過ごす時間も同じくらい重要だと私は考えます。
2畳〜3畳程度であってもあえて書斎を作ることはそうした「一人の時間」の確保に繋がるんですよね。
1日の終わりに書斎へ籠って読書をしたり、こうしてブログの記事を書いていたりするのは至福の一時といえます。
また、人間というのは場所によって意識が切り替わりやすい性質があるようなので、在宅ワークが多い場合も書斎に向かうことで「仕事モード」への切り替えが容易になるのではないでしょうか。
2畳の書斎は狭い?
続いて、書斎を作る際に重要な広さについて考えてみたいと思います。
注文住宅を建てる中で間取りの計画は終始悩まされ、
2畳から3畳程度の狭いサイズでもわざわざ作る必要があるのか
という疑問が浮かび上がるのではないでしょうか。
この疑問に対して、「余地があるなら絶対に作った方が良い」と私は考えます。
上段でもお伝えしたように、一人きりの空間はシンプルに落ち着ける上、意識の切り替えや集中力の維持が格段に向上しますからね。
そして書斎の広さについてですが、個室または半個室を確保できるのであれば2畳程度でも問題ないと考えます。
逆にスペースが余っていたとしても、あえてサイズを抑えて小さめの書斎づくりを推奨したいところ。
空間に制限を掛けることで物理的にモノが置けなくなり、作業スペースには本当に必要なアイテムだけが揃います。
私自身、以前から机の上が散らかりやすいタイプの人間だったのですが、書斎のスペースに制限があることで自然とモノを片付ける習慣が身についてきたように感じています。
注意点
扉の開き方
小さな書斎を作る際の注意点としてまず挙げたいのが、扉の開け閉め問題。
引き戸にするか開戸にするかによって間取りへの影響が出てきます。
開戸を選択した場合、開く方向を誤るとその後の使い勝手にも激しく影響する可能性があるんですよね。
私の書斎は内開きの扉になっていますが、この開け閉めする部分には当然モノが置けず、限られたスペースにさらに制限が掛かっています。
この辺もミニマルな書斎づくりに繋がっていると考えよしとしていますが、間取りに制限がなければ引き戸にしておいた方が無難かもしれません。
家具はそれほど置けない
上段でもお伝えしましたが、書斎のサイズを抑えることで当然物理的に空間への制限が掛かります。
私もアパートに住んでいた頃は色々な家具やアイテムを自分の部屋に置いていましたが、新居の書斎はその部屋よりもかなり小さなスペースであるため、厳選を余儀なくされました。
結果、書斎へ持ち込んだ家具は「本棚」「昇降デスク」「椅子」の3点のみ。
実際この3点だけで何不自由なく過ごせており、厳選して生き残った分愛着も増しています。
現在小物を収納しているスツールボックスがベンチとしても使用できるため、椅子についても削る余地があるかもしれません。
こんな感じで何を残すべきか考えるのも、小さな書斎作りを行う上での楽しみの一つになっています。
音の問題
2畳程度の小さな書斎を作る上で最も注意すべきなのは音の問題。
気分が乗っている時などはヤマハのサイレントギターを弾きながらボソボソと歌を口ずさむ事があるのですが、隣の部屋にいる妻から「なんか聞こえてくる」と指摘される事がしばしばあります。
オンラインゲームで友人とボイスチャットをしたり、語学の練習をする習慣があるような人は、書斎作りをする上でこういった音の問題を考えておいた方が良いでしょう。
自分の声を聞かれるのが恥ずかしかったり家族へ気を遣うようであれば、計画段階で防音仕様にしておくことをオススメします。
まとめ
以上、今回は「2畳程度の小さな書斎でも快適に過ごせるのか」についてご紹介いたしました。
新築を計画する上で書斎づくりは誰しもが憧れを抱くものではないでしょうか。
小さな書斎には限られたスペースだからこそ快適に過ごせるコツがたくさん詰まっています。
是非一つの参考にしていただき、よりよい空間づくりに挑戦してみてください。
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