「GALLERIA RM7C-R45」レビュー。コンパクトでパワフルなゲーミングノートPC。
- ガレリアゲーミングノートPCの使用感
- ゲーミングノートPCのメリット、デメリット
- ゲーミングノートPCはどんな人にオススメ?
本記事では、「GALLERIA RM7C-R45」の使用感についてお伝えしています。
安定した品質と高いパフォーマンスにより世界中で人気を誇る「ガレリア」シリーズのゲーミングPC。
今回は、販売元であるサードウェーブ様より「GALLERIA RM7C-R45」の実機をお貸しいただけたので、その性能をじっくりとチェックさせていただきます。
ゲーミングノートPCの購入を迷っている人は要チェック!
気になった方は是非一度ご覧ください。
「GALLERIA RM7C-R45」のスペック
まずは性能の確認から。
今回ご紹介する「GALLERIA RM7C-R45」のスペックを以下の表にまとめました。
項目 | 内容 |
---|---|
サイズ | 約 324(幅) x 225(奥行) x 23.5~29.0(高さ)mm |
重量 | 約1.8kg |
OS | Windows 11 Home 64ビット |
オフィスソフト | Office なし |
セキュリティソフト | ノートンセキュリティ スタンダード30日版プリインストール【更新特典付】 |
CPU | インテル Core i7-13700H (最大5.0GHz/14コア/20スレッド) |
グラフィック機能 | NVIDIA GeForce RTX4050 6GB LaptopGPU + インテル Iris Xe |
電源 | ACアダプター (180W) |
メモリ | 16GB DDR5 SO-DIMM (PC5-38400/8GBx2) |
SSD | 1TB SSD (NVMe Gen4) |
光学ドライブ | 光学ドライブ無し |
カードリーダー | microSDカードリーダー (SDXC/SDHC対応) |
サウンド | 内蔵ステレオスピーカー / Sound Blaster Studio |
LAN | 1Gb Ethernet対応LANポート x1 (マザーボードオンボード) |
Bluetooth | Bluetooth 5.3 |
マザーボード | CPU内蔵チップセット搭載マザーボード メモリスロット x2 (最大 64GB) |
入出力ポート | USB3.2Gen1 Type-A x2 Thunderbolt4 Type-C x1(PD 65-100W対応) 3.2Gen2 Type-C x1(※Type-CはUSB data only) HDMI2.1 x1 マイク入力・ヘッドフォン出力 共用端子 x1 (3.5mm / CTIA) |
ディスプレイ | 144Hz 14インチ 非光沢FHD液晶 (1920×1080ドット表示) |
バッテリー | リチウムイオンバッテリー(約9.7時間) |
標準キーボード | 日本語配列88キー キーボード(かな印字 / ホワイトバックライト) |
無線LAN | インテル Wi-Fi 6E AX211NGW (IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax 2x2 Max2.4Gbps) |
WEBカメラ | FHD画質 WEBカメラ |
エネルギー消費効率 区分/年間消費電力量(kWh/年)/2022年度省エネ達成率 | 12区分 36.28kWh/年 (97.08%) |
最近のゲーミングノートPCはデスクトップ型にも引けを取らないスペックで驚かされます。
「GALLERIA RM7C-R45」の使用感など
ここからは、「GALLERIA RM7C-R45」を使用してみて気づいた「良い点」「気になる点」についてご紹介いたします。
ポイントはそれぞれ以下のとおり。
- デスクトップ並みの処理性能
- 画面性能も高い
- ポートが豊富で高い拡張性
- 排気音がかなり大きい
- 4K画質には不向き
- バッテリー消費が大きい
それぞれ詳しく解説いたします。
良かった点
- デスクトップ並みの処理性能
- 画面性能も高い
- ポートが豊富で高い拡張性
デスクトップ並みの処理性能
GALLERIA RM7C-R45には並みのデスクトップPCには引けを取らない高性能なチップ、グラボが搭載されています。
- CPU:インテル Core i7-13700H (最大5.0GHz/14コア/20スレッド)
- GPU:NVIDIA GeForce RTX4050 6GB LaptopGPU + インテル Iris Xe
ゲーミングノートPCの黎明期には出力不足が嘆かれることも多かった印象がありますが、最近の製品は十分に実用性を感じる仕上がりとなっています。
今回GALLERIA RM7C-R45の性能を試すにあたりRPGからFPSまで色々と試してみたんですが、公称している「FHD,144hz」でのプレイは普通に快適でした。
それぞれのゲームをプレイした感想については近々アップする予定なので、是非そちらもご覧ください。
追記:各ゲームのプレイレビュー記事を作成しました
画面性能も高い
スペックの部分でもお伝えしているとおり、GALLERIA RM7C-R45内蔵ディスプレイの解像度はFHD画質(1920×1080)となっています。
普段は4K画質(3860×2160)の外部モニターを使用していることから、この辺の差を気にしていたんですが、実際起動してみるとそれほど違和感を感じませんでした。
むしろ「FHDってこんなに綺麗だったっけ」といった印象。
FHDとはいえ画面サイズが14インチなのでその分解像度が凝縮されているためそのように感じたのかもしれません。
この画質を誇りながらリフレッシュレートはしっかり144hzで出力されるため、内蔵ディスプレイだけでプレイしても十分臨場感、爽快感のあるプレイを楽しむことができます。
ポートが豊富で高い拡張性
”ゲーミング”ノートPCなだけあって、GALLERIA RM7C-R45の拡張性は非常に高く作られています。
現在のメイン機はM1 MacBook Airなのですが、全体的な品質は非常に高いものの、外部出力用端子はイヤホンジャックとtype-Cが2つしか存在していません。
これに比べてGALLERIA RM7C-R45では汎用性の高いUSB-A端子、LANポート、HDMI端子、typeC端子と、非常に豊富なポートが備わっています。
GALLERIA RM7C-R45 | MacBook Air |
---|---|
USB3.2Gen1 Type-A x2 Thunderbolt4 Type-C x1(PD 65-100W対応) 3.2Gen2 Type-C x1(※Type-CはUSB data only) HDMI2.1 x1 マイク入力・ヘッドフォン出力 共用端子 x1 (3.5mm / CTIA) | ・イヤホンジャック(3.5mm) ・USB-typeC×2(Thunderbolt 3) |
MacBook Airはゲームプレイをメインにしていないとはいえ、こうして比較してみると拡張性の乏しさが浮き彫りにされますね・・・。
GALLERIA RM7C-R45の高い拡張性が十分であることは伝わったと思いますが、あえて気になるポイントを挙げるとすればポートの位置でしょうか。
LANポートは左側、HDMIポートは右側に配置されているんですが、これらのポートは接続部分がゴツゴツしやすいので、どちらかにまとめられていた方がスッキリまとまる気がします。
HDMI端子を接続するのはデスク上で外部モニタへ接続するタイミングだと思うので、快適にゲームプレイするのであれば少しでも配線関係をスッキリさせておきたいですからね。
とはいえ、typeC端子やtypeA端子を両サイドに満遍なく配置しようとすればこれがやむを得ない位置なのかもしれません。
気になる点
- 排気音がかなり大きい
- 4K画質には不向き
- バッテリー消費が大きい
排気音がかなり大きい
GALLERIA RM7C-R45でゲームを起動してみて真っ先に感じたのがこれ。
排気音に驚いた家族が部屋を覗きにくるレベルの音が発生します。
しかもこれは一過性のものではなく、ゲーム起動中ずっと稼働しています。
以前使っていたデスクトップ型のゲーミングPCでもこんな感じの排気音はしていたため、故障を避けるためには仕方のない仕様なのかもしれません。
ただ、内蔵スピーカーから音を鳴らしてゲームプレイする場合は非常に聞き取りづらくなると思うので、真剣にのめり込みたい作品をプレイする際は密閉型ヘッドホンもしくはイヤホンの使用を強くオススメします。
4K画質には不向き
GALLERIA RM7C-R45を現在使用している外部モニタ「INNOCN 32M2V」に接続し、色々なゲームで4K出力を試みてみましたが、いずれも快適とはいえないレベルの処理落ちが発生していおりました。
元々推奨環境が「FHD、144hz」なのでこの辺に期待感を持ちすぎるのはよくありませんが、「60Hz」まで落としてもカクカク感が発生。
PS5の場合一応4Kでも120Hzまで出力できると謳っているため、僕のように頻繁に外部モニタに接続して使うのであればこの辺が気になるかもしれません。
バッテリー消費が大きい
GALLERIA RM7C-R45はそのパワフルさも相まってバッテリー消費量も結構激しめ。
今回実機で色々なゲームをプレイするにあたり、充電100%の状態から1時間ほどで48%まで減少していました。
持ち運び可能なのがウリとはいえ、電源なしでガッツリ持ち出してプレイするには心許ない感じがします。
ゲームプレイは基本デスクに据え置きながら、作業系で使用する際には持ち出すというような使い方が実用的かもしれませんね。
GALLERIA RM7C-R45はどんな人にオススメ?
以上を踏まえた上で、「GALLERIA RM7C-R45」はどんな方にオススメできるか考えてみました。
大きく分けると以下のとおり。
- 流行りのゲームをある程度安定した画質、高リフレッシュレートでプレイしたい
- ゲームだけでなく作業用途としても使用したい
- 「ガレリア」ブランドの安定した品質のPCが欲しい
GALLERIA RM7C-R45なら今流行りのゲームを高品質な設定でプレイすることが可能。
4K画質だと若干厳しさを感じるものの、「FHD、144hz」であれば安定して出力してくれます。
画像処理に適したグラフィックボードを搭載しているため、ゲームだけでなく動画編集などのクリエイティブ作業、動画閲覧といったコンテンツ消費にも最適です。
また、ゲーミングPCは1台が高い買い物なので失敗したくありませんよね。
「ガレリア」シリーズは国内外、プロアマ問わず高い信頼を得ているため高い品質であることは保証されています。
万が一不具合があった場合でも手厚いサポートが受けられるため、その辺も安心感に繋がりますね。
Q&A
- バッテリーの実駆動時間はどれくらい?
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公式では9.5時間とされていますが、使用用途によっては短くなります。今回検証してみた実感として、ゲーム用途では2〜3時間、オフィス作業用途では5〜6時間くらいが目安となりそうです。
- 普通のノートPCとの違いは?
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一般的なノートPCとの違いは大きく分けて以下の3点が挙げられます。
- 14インチという小型サイズながら、高性能なCPUとGPUを搭載している
- DDR5メモリやGen4 SSDなど、最新の技術を採用している
- GALLERIAというゲーミングPCの専門ブランドであることから、ゲーマーのニーズに応えた設計やサービスが提供されている
- 安く購入する方法はある?
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販売元のドスパラ公式HPでは随時セールを開催しています。
詳細は是非一度製品販売ページでご確認ください。
まとめ
以上、今回はドスパラの高性能ゲーミングノートPC「GALLERIA RM7C-R45」の使用感についてお伝えいたしました。
- 高い処理性能で快適なゲームプレイが可能
- 画面性能も高く、144hzのヌルヌルした表現が楽しめる
- ゲームプレイ時の排気音は結構大きめなので注意が必要
ノートPCでありながら数年前のデスクトップPCより遥かに高い処理性能を誇っており、時代の進歩を感じる製品となっておりました。
ゲーム使用がメイン&決まった場所(自室の机など)でしか起動させないという方であればデスクトップ型の方が高コスパかもしれませんが、PCを持ち出して作業する機会がある方には十分購入を検討しても良い選択肢だと思います。
気になった方は是非一度チェックしてみてください。
最後までお読みいたたき、ありがとうございました。
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