「FIFINE AmpliGame H9」レビュー。高音質マイクを備えたコスパの良いゲーミングヘッドセット。
- コスパの高いゲーミングヘッドセットが欲しい
- 音質だけでなくマイク性能にもこだわりたい
- ゲームも普段使いも1つのヘッドセットを使いまわしたい
こういった考えをお持ちのあなたへ。
本記事では、「FIFINE AmpliGame H9」の使用感等についてお伝えしています。
高コスパマイクで有名なメーカー「FIFINE」のゲーミングヘッドセット
一時期FIFINE製のUSBマイクは各所で密かな話題となっていましたが、同メーカーから発売されたヘッドセットの実力はどれほどなのか検証してみました。
気になった方は是非一度ご覧ください。
FIFINE AmpliGame H9のスペック
「FIFINE AmpliGame H9」のスペックを以下の表にまとめました。
項目 | 内容 |
---|---|
製品名 | FIFINE AmpliGame H9 |
ドライバー | 50mm |
接続方法 | 3.5mmプラグ/USB-A |
Bluetooth | 非搭載 |
マイク | 全指向性 |
ヘッドセット本体のケーブル長 | 約108cm |
リモコンのケーブル長 | 約207cm |
重量 | 約240g (マイク込み) |
接続可能デバイス | PC・スマホ・PS4/5・Xbox・Nintendo Switchなど |
大まかに特徴をまとめると以下のとおり。
- マイクが着脱可能で全指向性
- 手元のリモコンで各種音量調整が可能。
- ゲーム時以外にも使える良音質
プラグ上にサウンドカードが取り付けられており、手元での音量調節が可能。
複数のゲームをプレイしたり、日常のPC作業でも使用するような場合は適切な音量なども変わってくるため、手元ですぐに調節できるのはありがたいですね。
付属のマイクも着脱可能なので多用途での使用に向いているほか、音質もなかなか良好です。
FIFINE AmpliGame H9の使い方
接続方法
「FIFINE AmpliGame H9」は3.5mmプラグとUSB-Aの両方に対応。
3.5mmプラグはヘッドセット本体から直結しており、PCやスマホ、家庭用ゲームのイヤホンジャックに差し込むことで使用できます。
普段愛用しているモニターヘッドホンもこの3.5mmプラグにて接続しており、ドッキングステーションやMacBookへの直接接続なんかもできて結構便利なんですよね。
USB-Aはオーディオコントロールパッドと直結しており、そこからPCやPS4/5などのUSBポートへ差し込むことで使用できるようになります。
USB-A接続のメリットとしては、音関係が充実すること。
オーディオコントロールパッドとの接続により、7.1chサラウンドへの切り替えや、手元での音量調節が可能となります。
より臨場感を出したいならUSB接続がオススメ。
操作方法
オーディオコントロールパッドで操作できるのはマイク音量、ヘッドホンへの受信音量操作に加え、7.1chサラウンド機能の切り替えの3通りとなっています。
どれも物理的なボタンをカチカチするだけの直感的操作が可能で、非常に扱いです。
ただ一点気になったのが、PS5で接続した時の反応。
PC接続時にはこのコントロールパネルにて操作可能だったんですが、PS5に接続した際には7.1chサラウンド機能のみ反応し、ヘッドセッド音量、マイク音量の調整機能はいずれも操作できませんでした。
個体差による不具合なのかはわかりませんが、家庭用ゲームきで使用する場合にはその辺注意が必要です。
一応パネル操作以外でPS5音量を操作する方法を記しておきます。
「設定→オーディオ→ヘッドセット」の順に進み、音量バーを左右に調節。
マイクの着脱
付属のマイクはプラグにより接続されており、必要に応じて着脱することができます。
跳ね上げ式マイクとは異なり不要な時に外しておけるため、見た目的にもすっきりしていますね。
取り外しの際はマイクの付け根あたりをつまんで引っ張るようにしましょう。
先端部分を引っ張ってしまうと破損の原因となります。
実際に使用してみて
それではここから実際に使用してみた感想についてお伝えします。
使用感としては以下のとおり。
- マイク性能が高い
- リモコン操作が便利
- 音質関係のコスパも良い
- 有線接続のみ
- 低音が若干弱い
- イヤーパッドが蒸れる
それぞれ詳しく解説いたします。
良かった点
- マイクが着脱可能
- リモコン操作が便利
- 音質関係のコスパが良い
マイク性能が高い
「FIFINE AmpliGame H9」のマイクは高品質な全指向性マイクを搭載。
周囲の雑音をカットして自分の声をクリアに伝えられます。
マイクアーム部分は自由な方向に曲げることができるため、声を拾いやすいポジションに持ってくるのも苦労しません。
さらにこのマイクは取り外し可能で、ゲームプレイ時以外には通常のヘッドホンのような使い方もできます。
リモコン操作が便利
「FIFINE AmpliGame H9」には手元で調節可能なメディアリモコンが搭載されています。
このリモコン部分で操作可能な機能は以下の4つ。
手元のリモコンで操作可能な機能
- ヘッドセットの音量調節
- マイク音量の調節
- マイクのオン、オフ
- 7.1chサラウンドエフェクトのオン、オフ
オンラインゲームをよくプレイする人であれば思い当たると思いますが、音量関係って結構頻繁に調節するんですよね。
特にヘッドホンの音量なんかは使用環境によってかなり変わってくると思うので、それを踏まえて考えると手元でカチカチ操作できるのは非常にありがたいところです。
ダイヤル操作の方が好みという意見もありそうですが、個人的には1段階ずつ確実に操作できるボタン式の方が微調整がしやすくて良いですね。
音質関係のコスパも良い
「FIFINE AmpliGame H9」は豊富な機能を備えていながら価格は5千円台と手が出しやすいのも魅力の一つ。
イヤーパッドの遮音性も相まってゲームへの没入感がグッと向上します。
驚いたのがPC接続して音楽を聞いた際の性能。
これがかなり良い音質で、細かな音色や効果音、打楽器のリズムまで正確に捉えられました。良い意味で期待を裏切られた感じがしますね。
7.1chサラウンドについは正直期待しすぎない方が良いかもしれません。
これはPC、家庭用ゲーム機共通で感じたことですが、7.1chサラウンドをオフにしている時の方が全体的に音の深みが出ているような気がします。
オンにした際の音に薄っぺらさがあるため相対的にオフ時の音質に深みを感じるのかもしれませんが、基本的にこの機能はオマケ程度に捉えておいた方が良いでしょう。
製品自体の音質が悪いわけではなく、オフの状態でも十分臨場感を味わえるということ。
気になる点
- 有線接続のみ
- 低音が若干弱い
- イヤーパッドが蒸れる
有線接続のみ
「FIFINE AmpliGame H9」の接続方式は有線のみ。
デスク上で使用するのならある程度問題なく使えそうですが、モニターや接続先デバイスから距離があるとコードの引っ掛かりが気になりそうなところ。
個人的に音質を最優先に求めるのであれば有線接続が最もコスパが高いように感じてはいますが、いかんせんコードぐちゃぐちゃ問題を考慮すると万人受けしないのも事実。
例えばリビングでPS5をプレイする場合、テレビとPS5本体は隣接して設置することが多いと思います。
プレイする僕たちはそこから2〜3m離れた位置で正対するわけですが、有線の場合結構動きに制限が掛かるんですよね。
上述したようにデスク上での使用が前提になってくるのかもしれませんが、有線の場合はこういった普段のプレイ環境を加味しなければなりません。
中音〜高音域がやや弱め
実際にゲームをプレイしてみて、(抽象的な表現となりますが)中〜高音域においてやや薄いというか細いような印象を受けました。
RPGをプレイしてみるとその辺が結構気になり、壮大なBGMが流れるようなシーンでは若干の物足りなさを感じます。
低音は割としっかり聞こえ敵の足音も検知しやすかったので、割とFPS寄りに設計されているのかもしれませんね。
APEXやFortnite、ヴァロラント(PCのみ)をメインでプレイしている方にとってはアリでしょう。
イヤーパッドが蒸れる
上段の良かった点では遮音性の高さについて触れましたが、その一方でムレの問題があります。
これは「FIFINE AmpliGame H9」の問題というより密閉型ヘッドホンの宿命とも言える部分で、「没入間と快適性のどちらを取るか」的な至上命題と言えるでしょう。
これも上の項目で示したような競技性の高いFPSをプレイするような方であれば没入感(実用性)一択となるはずですが、苦手な人はこの圧迫感に耐えられずゲーム酔いが起きる事もあります。
その辺を考慮し、ある程度音漏れが許容される自宅環境であれば開放型ヘッドホンも選択肢としてはアリですね。
FIFINE AmpliGame H9はどんな人にオススメ?
以上を踏まえた上で、「FIFINE AmpliGame H9」はどんな方にオススメできるものなのか考えてみましょう。
大きく分けると以下のとおり。
- 音量調節を手元で行いたい
- 様々なデバイスに接続する
- 光らなくて良いから機能性を重視したい
- オンラインゲーム、日常の作業など、多用途で使いたい
「FIFINE AmpliGame H9」は、手元での音量調整が非常に便利。
USBと3.5mmオーディオジャックの両方に対応しているので、大抵のデバイスに接続することができます。
光らないシンプルなデザインは「ゲーミング」感が出過ぎておらず、機能性を重視したい方向け。
必要に応じてマイクの着脱も可能なので、これ1台でオンラインゲームや日常の作業など多用途で使い回すのも非常に便利です。
マイク性能を比較してみた
ホリゲーミングヘッドセット
まずは最近PS4プレイ時にメインで使用していた「ホリゲーミングヘッドセット」の付属マイクとの比較。
実際に音声の聴き比べをしてもらったところ、圧倒的に「FIFINE AmpliGame H9」マイクの方がクリアに聞こえたとのこと。
ホリゲーミングヘッドセットのマイクも普通に意思疎通するレベルであれば問題はありませんが、「高音質」かと問われた場合には「FIFINE AmpliGame H9」に軍配が上がる様子。
さすがにマイクに強いメーカーだけはありますね。
マランツプロ
続いて比較したのがコチラ「マランツMPM4000U」
結果としてはマランツの方が上。コチラはガチのマイクなので当然と言えば当然。
比較するもどうかとは思いますが、一応実験してみました。
「FIFINE AmpliGame H9」のマイク性能も十分クリアではあるものの、コンデンサーマイクの鮮明さにはやや及ばずといったところでしょうか。
実際に使用した人の声
実際に購入した方々のレビューについて、いくつかピックアップしたものをご紹介します。
マイク音質、ゲーム用途での音質に対して高評価が多く見られる一方、初期不良に対する不満もいくつか見られました。
このメーカーはコスパの高いマイクが人気でもあるのでその点は改善されるとより製品の安定感が高まりそうですね。
良いレビュー
3.5mm、USB どちらでも接続可能な有線ヘッドセットです。
やや大きめなリモコンで操作もしやすく、マイクのミュート機能があるのはありがたいです。
ゲーミングアンプに比べると劣る部分はありますが、充分これでFPSゲームで戦えます。総合的に見てこれはゲームを始める初心者の人におすすめしたい商品ですね。
「詳しい事はわからないけどなんか安くて良い感じのベッドセットが欲しい人」には十分すぎるマイク&ベッドホンの音です!
悪いレビュー
購入して1回目からマイクが使えませんでした。
7.1chボタンを押してみましたが、映画では筒の中に入って音を聴いている感じになるというところで特にサラウンド感は得られませんでした。ゲームでもいまいちな印象です。
有線の割に音質はそれほどでもないのが残念。音楽には向きません。
まとめ
以上、今回は「FIFINE AmpliGame H9」の使用感等についてお伝えいたしました。
- 有線接続OKならコスパの良いゲーミングヘッドセット
- 音楽性能、マイク性能がしっかり充実
- マイク着脱可能でゲーム時、普段使のどちらでも使い回せる
気になった方は是非一度チェックしてみてください。
最後までお読みいたたき、ありがとうございました。
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