「キークロン K1SE」レビュー。薄さと軽快な打鍵感が魅力のロープロキーボード
- キークロン K1SEのスペック、概要について
- 実際に使って感じたキークロン K1SEの良い点、気になる点は?
- キークロン K1SEはどんな人にオススメできるキーボードか
本記事では、軽くて快適な打鍵感が魅力のメカニカルキーボード「KeychronK1SE」の使用感等についてお伝えしています。
薄型Gateronスイッチを搭載した特徴的なキーボードで、従来より40%スリムなロープロファイルスイッチを採用しており心地よいタイピング感が楽しめます。
ロープロ好きは要チェック
気になった方は是非一度ご覧ください。
キークロン K1SEのスペック
「KeychronK1SE」のスペックを以下の表にまとめました。
項目 | 内容 |
---|---|
サイズ | 355 x 120mm、高さ17mm(キーキャップフロント)/22mm(キーキャップリア) |
重量 | 約550g |
トータル・キー数 | 87キー(US)、91キー(日本語) |
マルチメディアキー | 12キー |
メインボディ素材 | 航空機グレードアルミニウムとABSのフレーム |
キーキャップ素材 | ABS |
バックライト | 18タイプ・調整可能な4レベルのRGB、またはWhite LED |
対応システム | Windows/Android/Mac/iOS |
バッテリー | 2000mAh充電可能なリチウムポリマー |
接続方式 | Bluetooth及びUSB TYPE-C |
Bluetoothバージョン | 5.1 |
無線でも有線でも快適な使用感。
KeychronK1SEシリーズでは従来のスイッチより40%スリムなロープロファイルスイッチを採用。
パームレストなしでも心地よいタイピングが行えます。
Bluetooth接続は最大3代のデバイスと行うことができ、Mac, iOS, Windows, Androidの各デバイスで使用可能。
複数の端末を使い分ける方でもミニマルに使い分けられます。
梱包時も専用のプラスチックカバーでピッタリと包まれており、丁寧な印象がありますね。
キークロン K1SEのおすすめポイント
これまで「KeychronK1SE」の概要について説明いたしました。
ここからは、使ってみて感じた「良かった点」についてご紹介いたします。
良かった点は大きく分けて以下の4つ。
- 軽いタッチ感
- 豊富なライティング
- グレー調のデザイン
- OSを選択できる
軽いタッチ感
「KeychronK1SE」の軸には3つの選択肢があります。
- 赤軸・・・押下時の抵抗が少ない静かな打鍵感
- 茶軸・・・青軸と赤軸の中間。程よい押し心地と静音性を両立
- 青軸・・・カチカチとしたクリック音が特徴的。好きな人は好きだけど周りに人がいると迷惑になりそう。
今回選択したのは赤軸で、抵抗感のない滑らかな打鍵感が特徴的。
メカニカル感はありつつ、割とパチパチした打ち心地になっています。
同じメカニカルキーボードのMX mechanicalの場合は「カタカタ」「コトコト」というような打鍵感(擬音ばかりですみません)だったので、メーカーによる差を感じますね。
ライティング
「KeychronK1SE」には18種類ものバックライトパターンを搭載。
グレーのキートップに白色の文字で印字されているためもともと視認性は良さげですが、バックライトが点灯されることでさらに確認しやすくなります。
完全なブラインドタッチはまだ出来ないので(濁点や記号関係で迷う)、ふとした時にすぐ入力できるのはなかなかありがたいポイント。
HHKB(墨)の場合だと黒色のキートップに黒で印字されているため文字の視認性は超絶悪いんですよね。
このほか、一息ついている時に適当なライティングパターンでをチカチカさせるのも割と楽しかったりします。
グレー調の色合い
「KeychronK1SE」は黒色の筐体にグレーのキートップと、ダーク調の色合いになっています。
現在のデスク環境は基本的に暗めの色を取り入れているためちょうど良い感じ。
現在使用しているsatechi製デスクマットともちょうど良い色合いでマッチしています。
キーキャップは現在全てグレー調になっていますが、初期状態では「esc」キーが赤色のワンポイントになっています。
このキーキャップは初期の付属品になっており、自由に付け替えが可能。
赤色のキーがキークロン製キーボード最大の特徴とも言えるため、そちらのデザインが好みの方もご安心ください。
OSの選択肢が豊富
Keychronシリーズのキーボードは全てMac、Windowsの両OSに対応しています。
これまで使ってきたキーボードも一応対応してはいますが、キーキャップ上に2種類の文字を印字する形で併用していました。
一方今回のキーボードではキーキャップ自体を付け替えることで、それぞれのOS専用のキーボードのように振る舞うことが可能。
Mac端末を使用している場合コマンドキーで戸惑うことが多いため、この辺がわかりやすくなるのは結構ありがたいポイントですね。
キークロン K1SEの気になる点
- 角度調整の少なさ
- 筐体から覗くネジ
- キートップが若干チープ
角度調整の少なさ
KeychronK1SEの背面に備えられている角度調整用の足は「6度」と「9度」の二段階。
一応調節自体はできるものの、かなり心許ないというかほぼ平らに近いような感覚です。
このキーボードはキーの高さ自体にレイヤーが掛かっており、そちらで調節している部分もあるのかもしれません。
ただ、それを鑑みても気になる部分だったりします。
傾斜角の無さで言えばロジクールの「mxkeys mini」も挙げられますが、こちらもほぼ平らなのに加えて角度調整はできません。
にもかかわらず、タイピング感的には非常にちょうど良い角度で収まっており、パームレスト無しでもかなり快適なんですよね。
おそらくキーの薄さが関係しているのかもしれません。
筐体から覗くネジ
KeychronK1SEの筐体を覗いてみると、キーの隙間から何箇所かネジの頭が見える部分が存在しています。
これがあえてレトロ感を演出するために見えているものなのか単純に作りの甘さを表しているものなのかは定かではありませんが、僕の感想としては若干洗練さを欠いているように受け止めてしまいました。
このメカメカしさが刺さる人には刺さるのでしょうか・・・。
キートップが若干チープ
最後にもう一点気になったのがキートップ質感です。
現在所有しているHHKB、G913、MX mechanical、といったキーボードはおそらく素材自体は樹脂製と思われるものの、触った時の質感はとても良い感じ。
一方のキークロンは「安っぽい」とまでは言いませんが、ペチペチとしたプラスチッキーな感触は他のキーボードと比べて多少の物足りなさを感じますね。
キークロンの使用に向いている人
以上を踏まえた上で、「KeychronK1SE」はどんな方にオススメできるものなのか考えてみましょう。
大きく分けると以下のとおり。
- 自分好みの軸を選択して快適なタイピングを追求したい
- 無線と有線を使い分けたい
- ゲーミング感のあるライティングも楽しみたい
自分好みの軸を選択して快適なタイピングを追求したい
上述したとおり、KeychronK1SEではキーの軸を3種類の中から選択できます。
この価格帯のメカニカルキーボードであれば最近は大体どのメーカーでも定番の選択肢とはなっていますが、自分の好みに応じて「赤軸、青軸、茶軸」を選べるのは嬉しいですね。
今回僕は赤軸を選択していますが、抵抗の少ないスコスコとした打鍵感に加え、ややパチパチとした感触もあり、静音性を保ちつつ軽快なタイピングが楽しめます。
無線と有線を使い分けたい
KeychronK1SEの接続方式は「有線」「無線」のどちらにも対応しています。
- 有線接続:USB-C端子
- 無線接続:Bluetooth
ネットサーフィンやタイピングなど普段使いであれば使用感の差はそれほど感じませんが、ゲーミング用途の場合は有線接続がおすすめ。
このキーボード自体ゲーミングデバイスではないものの、USB-C接続しながらであれば違和感なくプレイできてしまいます。
むしろ無線でのプレイでも致命的なラグなどは感じませんでした。
最近はガッツリPCゲーをプレイしなくなったからか、単純に老いたのかは定かで無いですが、「普段は文字入力メイン、たまにゲームもしたい」くらいの感覚であればちょうど良い選択肢になり得るのではないでしょうか。
ライティングも楽しみたい
KeychronK1SEは18種類の中から光り方を選べます。
キーのライティングってタイピングに集中している時はそれほど注視しない(むしろ気が散る場合もある)んですが、一時的な息抜きしたい時など、光らせたくなる瞬間ありますよね。
KeychronK1SEのバックライト切り替えは右上にあるキーを押下するのみなので非常に手軽。
バッテリー消費は早くなりますが、僕のように定期的に無性に光らせたくなる方にもオススメできます。
キークロン K1SEまとめ
以上、今回は軽くて快適な打鍵感が魅力のメカニカルキーボード「KeychronK1SE」の使用感等についてお伝えいたしました。
- 軽くて快適な打鍵感
- ゲーミングライクなキーライティング
- デスクに馴染みやすいグレー調の色合い
- 調整可能な角度が浅い
- キーの隙間からネジが見える
- キートップが若干プラスチッキー
キーの軸も「赤軸、青軸、茶軸」の3種類から選択でき、自分好みのキータッチが選択しやすくなっています。
気になった方は是非一度チェックしてみてください。
最後までお読みいたたき、ありがとうございました。
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