MX MECHANICALレビュー。ロジクールの本格メカニカルキーボード!
- メカニカルキーボードの使用感は?
- MX MECHANICALの購入を検討している
- MX MECHANICALのメリット、デメリットを知りたい
こういった考えをお持ちのあなたへ。
本記事では、ロジクール製の高機能メカニカルキーボード「MX MECHANICAL」についてまとめています。
- 購入して分かったメカニカルキーボードの使用感
- MX MECHANICALの良い評判、悪い評判
- 使用してみて感じたMX MECHANICALのメリット、デメリット
筆者自身が実際に購入して使ってみた感想をレビューいたします。
今回は打鍵音がうるさいで有名な「青軸」を選択しています。
購入の経緯も踏まえながらお伝えしていきたいと思いますので、気になった方は是非最後までご覧ください。
動画では茶軸、赤軸について説明しています。
MX MECHANICALの使用感
まず初めにこのMX MECHANICAL最大の強みを紹介するなら、安定かつ心地よい「打鍵感」でしょう。
一見地味な見た目ながら質感も良く、ガッチリしたアルミボディーは所有欲も満たしてくれます。
MX MECHANICALはキートップの軸が「赤」「青」「茶」の3種類展開されています。
冒頭でお伝えしたとおり、僕は今回一番音がうるさい「青軸」を購入いたしました。
理由として、これまでメインで使用している「HHKB」の存在があります。
HHKBは非常に静かでクセになる打鍵感をしており、このキーボードを使い始めた事を期にタイピング沼の世界に浸かり始めました。
今回は「どうせなら真逆を行くキーボードを試してみたい」と感じ、初めての青軸を購入。
結果としては非常に満足しており、HHKBを含めた静音系キーボードとは異なるクリッキーな打鍵感が妙にクセになっております。
キーを押した感想としては「カチカチ」とか「パチパチ」に近い打鍵音で、指に伝わる刺激がなんとも言えません。
MX MECHANICALを開封後、第一に「地味だな」という印象を受けたのですが、一旦机に置いてみれば割としっかり馴染目ていることに気づきました。
全体的にグレーなので、天板の色が明るめでも暗めでも大体馴染んでくれそう。
MX MECHANICALの給電方法はtype-C端子による充電で、一度満タンにすればバックライトありで15日、バックライトなしではなんと10ヶ月も持つようです。
ロジクール製品のスタミナは本当に群を抜いていますね。
type-C端子なので汎用性も高く、iPad miniやMacBookの充電用ケーブルなんかと共有できるのも非常にラクです。
MX MECHANICALの評判は?
良い意見
- カチカチ心地よい音がして、文章をたくさん打ちたくなる。
- ユーティリティ周りのエディットが容易なのが良い。
- バックライトもゲーミングキーボードのように自己主張の強いものではないから安心してオフィスで使える。
- パンタグラフやシザー式ほどではないが、キーが低いので指を滑らせて打ちやすい。
- 打鍵感が心地よく、「タイピングしている」という気持ちよさを感じられる。
総じて多かったのはやはり「打鍵感」に関するレビューでした。
メカニカルキーボードを好む方は僕を含めて打鍵感の虫である場合が多いため、その辺りが気になるようですね。
デザインについても肯定的な意見が多く、「一見地味そうだけどよく眺めてみると高級感があって味を感じる」といった感想には非常に共感できます。
イマイチな意見
- あまり使わないので不便は感じないものの、FnキーとPC切り替えキーはやや気になる。
- マイナスキーの上にロック画面になるキーがあるので偶に押し間違えてしまうことがある。
- bluetooth接続が頻繁に途切れる、キーの間隔が狭く隣のキーに触りがちでミスタッチを連発する。
- キーキャップの上半分にしか透過処理が施してないので、バックライトでちゃんとキーの印字が光らない。
- 旧企画のレシーバーと併用できないため、USB端子が圧迫される。
低評価レビューで多くみられたのは「キー配置」と「接続性の問題」といったところ。
接続の不安定さに関してはBluetoothで繋げている人に問題が起きがちのようです。
MX MECHANICALは高速かつ安定した通信をするためのUSBレシーバー(ロジボルト)が付属するため、デスクトップやハブに繋げるのであればこういった問題はほぼ起こりません。
ただしUSB-A端子のないノートPCやタブレットなどで使用する際には必然的にBluetooth接続となるため、度々途切れてしまうのは由々しき問題と言えます。
実際に使用して感じたMX MECHANICALのメリット
MX MECHANICALのメリット
- タイピングに夢中になれる打鍵感
- 一見地味ながら無骨な質感
- テンキーでもミニマル
タイピングに夢中になれる
MX MECHANICALはキーを押下した時のフィードバックがしっかりしており、ストロークが非常に確認しやすくなっています。
これにより、タイピング時の速さと正確さ向上が期待できます。
今回僕が選択した「青軸」は押下時のフィードバックに加え、カチカチというクリッキーな打鍵音も大きな特徴の一つ。
周りに人がいる環境では割と迷惑になりそうですが、一度この音にハマるとタイピングをすればするほど集中力が向上するような気がしてきます。
一見地味ながら無骨な質感
MX MECHANICALのボティには質感の高いアルミ素材が使用されており、間近で見ると非常に高い質感であることがわかります。
キートップにはメタルパネルを採用しており、こちらもまた上品な光沢感。
全体的にはシンプルでクラシカルなデザインで、黒色の本体に白色のキートップと白色のバックライトがマッチしているためスタイリッシュな印象も与えてくれます。
キートップには丸みがあり、さらさらとした手触りがなんとも心地良い。
触れるたびにこの高い質感を感じられるため、タイピングにも軽快さが生まれます。
フルキーでもミニマルな要素
MX MECHANICALはシンプルなデザインに加え、一部にミニマルな要素が取り入れられています。
キーボード本体は黒を基調とした色合いに上部へロゴが配置されていますが、それ以外に目立った装飾はありません。
キートップにも装飾はありませんが、フォルムが丸みを帯びているためシンプルながらも洗練された印象を与えます。
また、バックライトの色は白色でキートップ上部に光が反射するように設計されており、この辺りからもミニマルな印象が感じられます。
ズッシリ感もありながらデスク上はミニマルに収まる、バランス感のあるキーボード。
実際に使用して感じたMX MECHANICALのデメリット
MX MECHANICALのデメリット
- 使用環境を選ぶ
- 持ち運びには不向き
- デザインが1種類のみ
使用環境を選ぶ
MX MECHANICALはその名のとおりメカニカルキーを採用しているため、確かな打鍵感に加え他のキーボードよりも大きめの打鍵音となっています。
「青軸」は結構うるさい
「赤軸」であれば比較的静かな打鍵音と言われますが、一部のレビューを見るとメンブレン式のようなモニュモニュした打鍵感になっているといった意見が伺えます。
この辺は個人差があるためなんとも言えませんが、打鍵感もしっかり味わいたいのであれば「青軸」か「茶軸」を選んでおきたいところ。
いずれにせよ打鍵感は二の次で静音性を第一に考えるのであれば他のキーボードを選択した方が良いかもしれません。
持ち運びには不向き
MX MECHANICALの本体重量は828グラム。
高品質高耐久なアルミ素材のしっかりした作りだけあって、手に持つとなかなかのズッシリ感です。
バッテリー持ちはかなり良いためコードを一緒に持ち運ぶ必要はありませんが、キーボード単体だけ持ち運んでも割とかさばりそうですね。
自分の使用用途は自宅のデスク上だけなので問題はありませんが、頻繁に持ち運ぶ方にはあまりオススメできません。
デザインの少なさ
MX MECHANICALのデザインは「グラファイト」のみの一色展開となっています。
前進モデルとなる「G913」はゲーミングキーボードに部類されますが、黒と白の2色展開がされていました。
デスク周りのカラーを明るめで揃えている場合、キーボードもホワイトで統一したいという方もいるのではないでしょうか。
需要は一定数あると思うので、もしかすると今後追加されるかもしれませんね。
MX MECHANICALがオススメな人
- メカニカルキーが大好き
- 自宅でもオフィスでも使いたい
- タイピング感を重視する
メカニカルキー推しの人
MX MECHANICALを含めて、メカニカルキーを採用するキーボードの打鍵感は一度ハマると結構沼りがちです。
メカニカルらしいしっかりしたフィードバックのある打鍵感を求めている方ならば、MX MECHANICALの青軸か茶軸を選んでおけばハズしません。
以前購入したG913では茶軸を選択しており、これもまたカタカタとした丁度よい打鍵感でした。
自宅でもオフィスでも使いたい
先ほどデメリットの部分では持ち運びには不向きだとお伝えしました。
ただ、このキーボードはカッチリ目のデザインなのでオフィス用途でも十分違和感なく使用できます。
「使用感が気に入ったため自宅でも職場でも使いたい、けれど2台買う余裕はない」というような方は多少かさばりますが多少無理する価値はあるかもしれません。
MX MECHANICALはテンキーありモデルとテンキーレスモデルが存在するため、折衷案としてテンキーレスモデルを購入する手があります。
ただし、MX MECHANICALのテンキーモデルは右端のキー配列について微妙に評判が悪いのを目にします。
「shiftキーが小さい」「無駄にpage up、downキーが存在している」など
僕がテンキーレスモデルを選ばなかった理由の一つにこのキー配列問題があるのですが、この辺がクリア出来そうなのであれば選択肢としてはアリだと思います。
タイピング時間が長い人
MX MECHANICALは耐久性も非常に高く、5000万回のキーストロークに耐えられるようになっています。
上述した打鍵感に加えこれだけの高耐久を兼ね備えているため、プログラマーやウェブライターなど1日のタイピング時間が長い人でも十分に使い倒せます。
MX MECHANICALを買わなくても良い人
- 静音性が第一
- 頻繁にキーボードを持ち運ぶ
- キーボードは文字が打てれば十分
静音性が第一
MX MECHANICALはメカニカルスイッチを採用しているため、通常のキーボードより打鍵音が大きくなりがちです。
何か作業をする時は静かな方が集中できるという方にはあまり向いていないかもしれません。
静音性は欲しいけれど指先の打鍵感も捨てられないのであれば「赤軸+ノイキャンヘッドホン」などの組み合わせで使用してみるのも一つの手です。
頻繁にキーボードを持ち運ぶ人
上述していますが、MX MECHANICALはソコソコの重量があるため、持ち運びにはあまり適していません。
外出先にも頻繁にキーボードを持参するという方は、MX MECHANICALのお気に入りレベルが「これでしかタイピングする気になれない」くらいまで達しない限りは別のものを選択した方が身軽になるでしょう。
文字さえ入力できればOK
MX MECHANICALの市場価格は2万円前後とキーボードの中では非常に高価。
キーボード本来の役目は文字の入力をすること。それさえ問題なくクリア出来ていればあとは一番安いものでOK。
という考えの方には向いていません。
そもそも普段の使用状況がネットサーフィンやデザイン系などタイピングメインでなければ「打鍵音、打鍵感」などの恩恵を感じる機会が少ないため宝の持ち腐れとなってしまいます。
安価なメンブレン式であればワイヤレスタイプでも2,000円あれば購入可能なので、こだわりがなければ別のアイテムなどに予算を当てた方が合理的と言えるでしょう。
まとめ
以上、今回はロジクールの高機能メカニカルキーボード「MX MECHANICAL」の使用感についてご紹介いたしました。
実際に使用して感じたMX MECHANICALのメリットデメリットをまとめると以下のとおり。
メリット | デメリット |
---|---|
タイピングに夢中になれる打鍵感 一見地味ながら無骨な質感 端末毎の切り替えが簡単 浅めのキートップながら確かなタイピング感 テンキーでもミニマル | 使用環境を選ぶ 持ち運びには不向き print screenキーが無い |
無骨なデザインながら高級感のある質感で、使い込むほどに愛着が湧いてきます。
これまでメカニカルキーボードを使用したことのない人は、快適なタイピング体験に驚くかもしれません。
キーの軸も「赤」「青」「茶」の3種類から選べるため、好みの打鍵感、打鍵音のものを選択して快適なタイピングを楽しみましょう。
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