SHARP製空気清浄機(KI-LX75)の使用感は?メリットデメリットも併せて解説
- SHARP製空気清浄機の使用感
- 空気清浄機を使用するメリット、デメリット
- 空気清浄機の使用をオススメする人、しない人
アパートで暮らしていた頃、10畳の部屋に21畳用の空気清浄機を置いていたのですが、持て余している感に苛まれながら半年ほど使用しておりました。
その後現在住んでいる住宅が完成し、やっと対応畳数と同等の空間(23畳ほど)で使用できています。
こういう家電は目に見えづらい効果が謳われるため、なかなか手が出しづらかったりするんですよね。
私自身これは感じており、購入するかどうかについてはかなり迷ったのを覚えています。
そのような中、子供の誕生をキッカケに保険やお守り的な気持ちでSHARP製空気清浄機を購入したのですが、結果的には非常に満足できています。
大きなポイントとしては、花粉症の症状が弱まったことに加え、消臭機能が思っていたよりも優秀だったこと。
本記事では、その辺も踏まえたSHARPの空気清浄機を使用した感想に加え、メリットデメリットなどについてもお伝えいたします。
花粉や黄砂に悩んでいたり、ペットや小さなお子さんと一緒に暮らしている方は是非一度参考にしてみてください。
SHARP空気清浄機を使用するメリット
まず初めに、現在我が家で使用しているシャープ製空気清浄機(KI-LX75)の主な特徴を紹介します。
- 空気中の不純物質を効率的に除去できる
- 夜間の使用にも適している
- 省エネ
不純物の除去
KI-LX75は、空気中のPM2.5や花粉、ダニ、カビ菌など99.97%除去するHEPAフィルターを搭載。プラズマクラスターイオン技術により、空気中のウイルスや菌、臭いも除去できます。
大型のタッチパネルディスプレイを搭載しており、操作も非常に簡単。
専用のスマホアプリをダウンロードすれば、遠隔操作もできるようになります。
現在使用しているKI-LX75には空気中の不純物質の状態を確認することができるセンサーが搭載されています。
空気質の状態に応じて自動で適切なモードを選択する機能もあるため、空気中の不純物質の状態を正確に把握し、より効果的な空気清浄が可能に。
放っておいてもその場に適した空気を作り出してくれる便利機能。
モード切り替えで夜でも快適
SHARPの空気清浄機は作動中の音も非常に静かで、騒音レベルは19db〜53dbという低騒音設計になっています。
夜間の使用にも最適。
ただし、最大風量で運転した場合はかなりの効果を発揮しますが、音はそれなりにうるさくなります。
寝室に置く場合は日中「中」〜「強」程度で運転しておいて、就寝時に「静」〜「弱」へ切り替えるのが実用的な使い方な気がしますね。
省エネ
SHARPの空気清浄機(KI-LX75)は消費電力も非常に少なく、1時間あたりの電気代は約0.15円〜約2.2円程度。
使用するモード(風量の強さ)によって電気代は多少上下しますが、ある程度風量を抑えて運転すれば1日中電源を入れておいても月150円程度の電気代で済みそうです。
付属のフィルターも長持ちする設計になっており、交換の頻度が少なく済むため経済的。
SHARP空気清浄機のデメリット
続いて、SHARP製空気清浄機(KI-LX75)のデメリットをご紹介いたします。
いざ購入し設置してみて感じたのは以下のとおり。
- 価格が若干高め
- 本体サイズが大きい
- 最大出力だと結構うるさい
価格について
シャープ製の空気清浄機はラインナップが豊富に用意されており、対応畳数が広いものほど価格が高くなります。
また、同じ対応畳数の中にも異なるグレードが存在し、ハイグレードとなれば当然価格も上昇。
現在我が家で使用しているKI-LX75は20畳以上の中では中位機種になると思われるのですが、3万円以上の価格でした。
性能的に不満はないため納得はできているものの、各所で出回っている海外製なんかと比べれば多少高価に感じるかもしれませんね。
大きさについて
これはどのメーカーの空気清浄機にも共通していると思いますが、空気洗浄する対応畳数に比例して、本体サイズも大きくなる傾向があります。
現在使用しているKI-LX75の対応畳数は21畳で、本体サイズは35.9D x 40W x 69.3H(cm)となっています。
これは実際なかなかのサイズ感で、部屋の中心あたりに鎮座させようものならかなりの存在感を発揮することでしょう。
そのため必然的に設置箇所は大体部屋の角あたりに限られます。
音について
空気清浄機は室内の空気を循環させるという構造上、しっかり空気洗浄しようとすればその分内部ファンの回転数も上げる必要があります。
KI-LX75の騒音レベルについては先ほど19db〜53dB程度である旨お伝えしました。
静音モードで使用する分には確かに非常に静かなのですが、強モードでの運転は結構音が出ます。
就寝時にわざわざこの強さで使用することはないと思われますが、音に敏感な方であれば中以下でも気になる事があるかもしれません。
この辺の「音と性能のバランス」をどう取っていくかみたいなところも何気に難しいポイントだったりするんですよねぇ・・・。
どんな人にオススメ?
SHARPの空気清浄機KI-LX75は、以下のような人におすすめです。
- アレルギーを持っている人
- 喫煙者(もしくは同居している非喫煙者)
- 外気による汚染が気になる人
アレルギーを持っている人
SHARPの空気清浄機には、花粉やハウスダストなどのアレルギー物質を分解するためのフィルターが搭載されています。
これらの物質に毎シーズンもしくは毎日苦しめられている方は、空気清浄機を導入することで症状を和らげられるかもしれません。
空気を循環させてフィルターに吸着させることで、空気中のアレルゲンを取り除いてくれます。
喫煙者(もしくは同居する非喫煙者)
SHARPの空気清浄機(KI-LX75)には、タバコの煙を分解するためのフィルターも搭載されています。
私の周りではあまり見かけませんが、家の中でタバコを吸う家族がいる場合、非喫煙者にとってニオイの問題は気になるのではないでしょうか。
空気清浄機を使用することでタバコの煙を効果的に取り除き、衣服へニオイが付着するのを多少和らげることができます。
室内でペットを飼っている場合にもこういった消臭効果が重宝しそう。
外気からの汚染が気になる人
SHARPの空気清浄機(KI-LX75)は、プラズマクラスターイオン技術により空気中の不純物質を分解することができます。
外へ出かけた後の衣服や髪の毛には「チリ・ホコリ」「黄砂」「浮遊菌」など、目に見えないさまざまな物質が付着しているかもしれません。
空気清浄機はこれら外から持ち込まれるであろう不純物質を捕集する機能も備わっているため、気になる方に安心感をもたらしてくれるのではないでしょうか。
上段で紹介したアレルゲン対策を含め、室内の空気の質を改善したい人にとっては導入を検討する余地は大いにありますね。
あまりオススメしない人は?
続いて、空気清浄機の導入をあまりオススメしない方はこちら。
空気清浄機そのものに言及すればあるに越したことはないと思いますが、下記に該当するようであればイマイチ費用対効果を感じられないかもしれません。
- 小さな部屋で使用する
- 騒音にかなり敏感
- ホコリやニオイが気にならない
小さな部屋で使用する
空気清浄機はある程度の設置スペースが必要となるため、室内スペースが限られている方の場合、導入により若干窮屈に感じるようになるかもしれません。
小さな部屋であれば洗浄する空気の量も減るため空気清浄機の機能自体はしっかり発揮できますが、空気の綺麗さよりも部屋の圧迫感によるストレスが上回ってしまうのはいたたまれませんね。
また、空気を循環させる際には送風を行うのですが、小さな部屋の場合気流感が強くなるため冬場は特に寒さを感じやすくなります。
騒音にかなり敏感
先述したとおり、SHARPの空気清浄機を使用する際の作動音は19db〜53db程度となっています。
最低レベルについて調べてみたところ、19dbは「木の葉のふれあう音」や「ささやき」レベル。
53dbは「家庭用クーラーの室外機」や「静かな事務所」レベルになるとのこと。
木の葉の触れあう音程度であれば心地よく過ごせそうですが、少しの音でも気になったり、「寝るときは絶対無音でないとダメ」という方は導入するかどうかじっくり考えた方が良さそうですね。
実際のところ、最大レベルで運転した際の音は「静かな事務所」よりはうるさい印象を受けました。
ホコリやニオイが気にならない
ホコリやニオイは気にならない、アレルギーも無しというタフな方については空気清浄機を購入してもそれほど効果(というか「買って良かった感」)を得られないかもしれません。
「毎日しっかり掃除機や雑巾掛けしているから大丈夫」と感じる方もいるかもしれませんが、通常の掃除では空気中の汚れまでは取り除けません。
清潔感を追求するのであれば、空気清浄機の導入をオススメしたいところです。
田舎でも空気清浄機を使用する意味はあるのか
空気清浄機の購入を検討する中でわりとよく議題に上がる一つがこの「田舎でも必要か問題」ではないでしょうか。
結論として、私は田舎でも空気清浄機を使う意味はあると考えます。
理由としては、メリット部分でも挙げたような室内の空気中に浮遊する微小粒子や花粉、ホコリ、カビ、菌などの有害物質を除去する機能が大きなポイント。
これらの物質は都市部だけでなく、田舎でも発生しがちなんですよね・・・。
空気清浄機を使用することで、より快適で健康的な室内環境を作ることができます。
田舎であれば自然に囲まれた環境のため、窓を開けて自然の風を取り入れたいという方も多いのではないでしょうか。
この場合、季節によっては花粉や黄砂などの微小粒子が多く含まれた空気が流れ込んでしまうことがあります。
空気清浄機を使うことで、室内に取り込まれるこれらの有害物質を除去し、快適な室内環境を維持することができます。
都市部に比べれば当然大気汚染は少ないため、必要性については個人差があるかもしれません。
どの程度の性能や機能が必要か、どのような種類の空気清浄機が適しているかを考慮して選ぶことが重要ですね。
まとめ
以上、今回はSHARP製空気清浄機(KI-LX75)の使用感についてご紹介いたしました
メリットデメリットをまとめると以下のとおり。
メリット | デメリット |
---|---|
不純物の除去 モード切替で夜でも快適に使える 電気代が安い | サイズによっては価格が高め 設置場所が限られる場合あり ガッツリ使おうとするとうるさいかも |
こういう家電製品は目に見えずらい(ほぼ見えない)働きをするものであるという特性上、購入を躊躇う事も多いと思われます。
「置くだけで空気が山頂にいるかの如くウマくなった」とかはありませんが、花粉やホコリなどに悩まされている方は一定の効果を感じられるはずです。
自宅の空気を少しでもクリーンに保ちたいという方は、是非一度検討してみてください。
コメント