GPUの選び方まとめ。ゲームとクリエイティブに最適なポイントは?
ゲーミング用途・クリエイティブ用途に関わらず、新たにPCを組む上でGPU選びは非常に重要ですよね。
私は元々家庭用ゲーム機でFPSにハマったのをキッカケにPCゲーに手を出しており、その流れで動画編集や3Dモデリングなんかにも興味を抱くようになりました。
そのような中で実感したのはGPU性能の重要性。
ゲームをプレイする上では、映像の綺麗さ・フレームレート向上によるヌルヌル感はそのまま没入感に直結してきますし、3Dモデリングや動画編集といったクリエイティブ用途の場合も作業効率に影響します。
今回は元廃人ゲーマーかつFINAL CUTによる動画編集、Blenderを用いた3D制作等様々な用途でPCを活用してみた私の観点でGPU選びについて解説いたします。
ぜひ最後までご覧ください。
GPUとは?
GPUは、画像や映像を高速で処理するための専用プロセッサのこと。
最近のPCゲームは日を追うごとに高精細化しており、これらを自然な画質で描写するにはより高いGPU性能が求められます。
ゲーマーにとって、フレームレートの安定性や描画の滑らかさは勝敗を左右する重要な要素ですよね。
対人戦においては1フレームの差が非常に大きな影響を及ぼします。
3Dモデリングなどのクリエイティブ用途では解像度の高い映像や複雑なグラフィックを扱う事が多く、これらをスムーズに描写する上でGPUの性能が求められます。
GPUが重要な理由
私自身、これまで非常に多くのPCゲームに時間を費やしておりまして、その9割方はFPS。
XBOX360でロストプラネットにハマったのをきっかけに、オーバーウォッチ、APEXなどそれぞれ2,000時間以上プレイしてきました。
そんな感じで競技シーンでのプレイが多かったわけですが、ある程度上達してくると敵味方も同様に高レベルなプレイヤーが増えてきます。
そのような環境では、一瞬のラグやフリーズが致命傷につながるんですよね・・・。
高性能なGPUを搭載することで、こうした問題を最小限に抑えることができます。
フレームレートを上げようとすると画質を犠牲にせざるを得ない事が多いんですが、GPUを高性能化するほどそれらを両立でき、没入感の向上・プレイのモチベーション維持につながります。
一応GPUを内蔵したCPUもあるんですが、クリエイティブ用途も含め本格的な運用を考えた場合には処理が追いつきません。
GPUの選び方
現在の市場には多くのGPUが存在していますが、重視すべきポイントは大きく分けて以下の3点。
- 性能:最新のゲームを高い設定で快適にプレイできるか。
- 信頼性:長時間の使用に耐えられるか。
- 価格対効果:コスパ。予算内でどれだけ自分のプレイ用途における満足感を得られるか。
GPUチップの主流メーカーは「AMD」と「NVIDIA」の2種類。
NVIDIAはゲーミングPCのグラボに採用されている事が多く、「GeForceシリーズ」は非常に多くのゲーマーから人気を博しています。
AMDは「Radeonシリーズ」を製造しており、こちらはPS5やXboxなどのほか、MacBook Proにも採用されています。
CPUの「Ryzen」シリーズでも有名。
PCゲームを始める人へのおすすめとしてはNVIDIAのGeForce RTXシリーズ。
RTX 4060〜4070番台は価格と性能のバランスが良く、最新のゲームでも高いフレームレートを維持できます。
これらであれば動画編集でエフェクトを重ねても快適に動作してくれます。
Blenderやunrealengineで3Dを扱う場合にはゲームプレイ時同様、スペックの高さに応じて動作性も向上します。
Blenderでのレンダリング時間や結果も影響が出てくるので、本格的に3Dを学んでいきたいと考えている方はGPUへの予算配分を増やした方が良いでしょう。
実際の使用環境における動作性の差は?
PCゲームをプレイする際に高負荷がかかる原因として「グラフィックの精細さ」、「レイトレーシング」「広大なワールド」「テクスチャ解像度の高さ」「詳細な物理演算」など多くの要素があるんですが、これらの処理を担うのもGPUの役目。
以前ゲーミングノートPC「GALLERIA RM7C-R45」を試す機会があったんですが、GPUを積んでいない通常のノートPCではまともにプレイできないゲームもしっかり動作してくれました。
とはいえまだまだノートPCとデスクトップPCに積まれるGPUには差があるので、腰を据えて作業するならデスクトップ方をおすすめします。
また、上段でも触れたように3DモデリングやレンダリングもGPUの性能が大きく影響する分野です。
複雑なモデルやリアルなレンダリングを行う際には、非常に膨大な計算が必要となるため、処理に掛かる時間が信じられないくらい長くなるんですよね。
現在の最高峰のスペックを有するRTX 4090番台なんかは桁違いに高速なレンダリング速度を実現してくれます。
その分価格も桁違いですが・・・。
ブレンダーでの作業でモデリング→レンダリングでの確認を細かく行うような場合はPCへの負荷が大きくなるほか単純に作業時間が膨大になりがち。
クライアントワークを抱えるような状況を想定するのであればプロジェクトの進行速度に直結するので、多少根が張っても高性能なGPUが欲しくなってしまいますね。
おすすめのGPU
オススメのGPUをいくつかピックアップしてみました。
Palit NE6406T019P1-1060D(GeForce RTX 4060 Ti Dual 8GB)
シリーズ名 | Dual |
---|---|
チップ | NVIDIA GeForce RTX4060Ti |
接続 | PCI Express 4.0 |
メモリ容量 | 8GB |
メモリ種類 | GDDR6 |
メモリバス幅 | 128bit |
コアクロック | 2310MHz(ベースクロック) / 2535MHz(ブーストクロック) |
メモリスピード | 18Gbps |
モニタ出力 | HDMI 2.1a×1 DisplayPort 1.4a×3 |
Palit NE64060019P1-1070L (GeForce RTX 4060 Infinity 2 8GB)
チップ | NVIDIA GeForce RTX4060 |
---|---|
接続 | PCI Express 4.0 |
メモリ容量 | 8GB |
メモリ種類 | GDDR6 |
メモリバス幅 | 128bit |
コアクロック | 1830MHz(ベースクロック) / 2460MHz(ブーストクロック) |
メモリスピード | 17Gbps |
モニタ出力 | HDMI 2.1a×1 DisplayPort 1.4a×3 |
Palit NED47TSS19T2-1043J (GeForce RTX 4070 Ti SUPER JetStream OC 16GB)
シリーズ名 | JetStream |
---|---|
チップ | NVIDIA GeForce RTX 4070 Ti SUPER |
接続 | PCI Express 4.0 |
メモリ容量 | 16GB |
メモリ種類 | GDDR6X |
メモリバス幅 | 256bit |
コアクロック | 2340MHz(ベースクロック) / 2640MHz(ブーストクロック) |
メモリスピード | 21Gbps |
モニタ出力 | HDMI 2.1a×1 DisplayPort 1.4a×3 |
まとめ
以上、今回は快適なゲーム体験には欠かせないGPUについて解説いたしました。
GPUはゲーム体験を大きく左右する重要な要素。
適切なGPUを選択することで美しいグラフィックと滑らかな描写の両立ができ、ゲームへの没入感をより一層高められます。
BTOパソコンの選び方はこちらの記事をご覧ください。
最後に、もしGPUの選び方や活用法について質問があれば、ぜひコメントで教えてください。
この記事が皆さんのゲーム体験向上につながれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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