マザーボード選びのポイントまとめ。重視すべきは拡張性と安定性。

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BTOなり自作なり、パソコンを購入する際にはCPUやGPU、メモリなどに注目しがちなんですが、「マザーボード」選びも結構重要な要素だったりします。

ここを疎かにするとパフォーマンスの定価や拡張性の制限、耐久性低下といった割と致命的な問題につながるんですよね。

今回の記事ではゲーミングPCの心臓部とも言える「マザーボード」の選び方について解説いたします。

上述したようにマザーボードはPC全体のパフォーマンスや安定性に大きく影響する重要な部分の一つ。

元廃人ゲーマーかつ最近は動画編集やblenderでの3Dモデリングに凝り始めた私が、マザーボード選びのポイントを丁寧に解説していきます。

気になった方はぜひ最後までご覧ください。

目次

マザーボードの役割と重要性

マザーボードとは、CPU、GPU、メモリ、ストレージなどPCを構成する上で欠かせない各パーツを接続し、全体の動作を統括する基板のこと。

つまり、マザーボードが適切に機能しなければ、どれだけ高性能なパーツを揃えてもその真価を十分に発揮できません。

どれだけ頭がよくて強靭な肉体を持っていても心臓が機能していなければどうにもなりませんよね。

マザーボードを「心臓」に例えるのはなかなか言い得て妙です。

特にゲーミングPCにおいてはフレームレートの安定性や応答性が勝敗を左右するため、CPUやGPUと強固に連携できるマザーボード選びは非常に重要。

そう考えるとやはり疎かにはできない部分なのが実感できますね。

ソケットとチップセットの確認

まず最初に確認すべきなのがCPUソケットとチップセット。

簡単に説明すると、それぞれ以下のような役割があります。

  • CPUソケット:マザーボード上にCPUを取り付けるための部品。
  • チップセット:マザーボードの中枢的な役割を果たす部品。CPU、メモリ、ストレージ、拡張カードなど各パーツ間のデータ転送を担っている。

CPUソケットとは?

CPUソケットとは、マザーボード上にあるCPUを取り付けるための部分を指します。

ソケットの形状やピンの配置は、各メーカーやCPUの世代ごとに異なっており、例えば近代のIntel製CPUはLGA1700というソケットを使用し、AMDのRyzenシリーズはAM4ソケットを使用しています。

CPUとマザーボードのソケットが一致しなければ、物理的に取り付けることができませんし、互換性がないためPCが正常に動作しません。

したがって、マザーボードを選ぶ際には自分が使用するCPUに対応したソケットを持つものを選ぶことが最も重要。

才川

装着できなければ元も子もないので当然といえば当然ですが・・・。

あざらし

自作PCの場合は注意

チップセットとは?

チップセットは、マザーボードの中枢的な役割を果たす部品で、CPU、メモリ、ストレージ、拡張カードなどの各コンポーネント間のデータのやり取りを管理します。

チップセットによってサポートする機能や性能は大きく異なり、例えばIntelのZシリーズはオーバークロックや複数のPCIeスロットを備えているため、ゲーミングやハイエンドPCに適しています。

BシリーズやHシリーズでは、価格と機能性を必要最低限に抑えられており、より一般的な用途やビジネス向けの機能に調節されています。

拡張性

次に考慮すべきなのが、拡張性について。

ゲーミングPCやクリエイターズPCはどれも高価なので、長期間使用が前提ですよね。

このため、後々のアップグレードを見据えた選択が重要になります。

PCIeスロットの数や配置、メモリスロットの数、M.2スロットの有無など、購入段階ではふようでも後々必要となる可能性がないか熟考しておきましょう。

メモリサポートと速度

メモリもゲームのパフォーマンスに直結する要素の一つですよね。

マザーボードに搭載されるメモリタイプ(DDR4またはDDR5)、最大メモリ容量、対応クロック速度は確認しておきたいところ。

高クロックのメモリを使用することで、より滑らかなゲームプレイが可能となります。

特に最新のゲームや高解像度でのプレイを想定している場合、メモリの速度と容量は妥協しすぎてはいけません。

ネットワーク機能

オンラインゲームをプレイする上ではネットワーク機能が重要になります。

1フレームレベルで勝敗を争う対人戦では、回線の速度・安定感の点から考えてもなるべく有線接続でプレイしたいですよね。

最新のマザーボードは高速な有線LANポート(1Gbpsや2.5Gbps、さらには10Gbps)を備えていることが多く、これにより低遅延かつ安定したネットワーク接続が可能です。

PC設置位置の関係でどうしても有線接続が難しいような場合には無線接続を選択するほかありません。

この場合にも、Wi-Fi 6やWi-Fi 6Eに対応しているマザーボードを選ぶことで、無線ながら高速かつ安定した通信環境が得られます。

オーディオ性能

意外に見落とされがちなのがこのオーディオ性能。

ゲーミング用途、特に対人戦を行う場合は敵の足音や環境音を正確に把握することが勝敗に直結します。

イヤホンやヘッドホンなど直接装着するデバイスの影響を大きく受ける部分でもありますが、高品質なオーディオチップを搭載したマザーボードを選ぶことで、より鮮明でリアルな音響体験が得られます。

また、オーディオ出力ポートの種類や数も確認しておくと良いでしょう。

ゲーミング用途以外の場合であっても、好きなBGMを流しながら作業することは多いですよね。

Bluetoothによる無線接続も主流になりつつありますが、有線接続による高音質環境を構築するのも楽しいものですよ。沼りますけど。

冷却性能とビルドのしやすさ

高負荷が掛かりやすいゲームや作業を行う際にはマザーボード上の各パーツが高温になるため、冷却性能も重要なポイント。

ヒートシンクやファンヘッダーの数や配置を確認し、効率的に冷却できるマザーボードを選びましょう。

また、ビルドのしやすさも考えておきたいところ。

M.2スロットにアクセスしやすい配置や配線がしやすい設計のものを選ぶと、後々のメンテナンスが楽になりますよ。

おすすめのメーカーは?

自信が無いうちは大手メーカー製を選択しておけばOK。

ASUS、MSI、Gigabyte、ASRockなどの大手メーカーは、品質やサポートが充実しており、安心して使用できます。

これらのメーカーは保証期間も充実しており、故障時の対応もスムーズです。

まとめ

以上、今回はマザーボード選びのポイントについてご紹介しました。

自分に合ったマザーボードを選ぶことで、ゲームのパフォーマンスを最大限に引き出し、快適なプレイ環境を構築することができます。

このほかのパーツやBTOパソコンの選び方についてもご紹介していますので、ぜひそちらも参考にしてみてください。

才川

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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