「HHKB Professional HYBRID Type-S」と「MX MECHANICAL」の比較レビュー。オススメはどちら?

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この記事でわかる事

この記事で比較しているモノ

  • HHKB Professional HYBRID Type-S
  • KX850 MX MECHANICAL

本記事では、「HHKB Professional HYBRID Type-S」と「KX850 MX MECHANICAL」について比較しています。

今やさまざまな種類が発売されているキーボードですが、その沼は年々深くなっており、自分に合ったものを見つけ出すのは困難になっています。

才川

今回はワイヤレスキーボードの中でも特に人気の高い2種類について比較した感想についてお伝えします。

購入を検討している方、気になった方は是非一度ご覧ください。

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目次

外観の比較

まずは外観の比較から。

それぞれデザインや色合い、サイズ感などを見てみましょう。

デザインなど

HHKB

「HHKB Professional HYBRID Type-S」は、シンプルで洗練されたデザインが特徴のキーボード。

US配列(60キー)とJIS配列(60キー)を展開しており、価格はどちらも同じ。

US配列の場合右下の独立矢印キーが排除され、FNキーを押しながら入力する必要があります。

才川

矢印キーを多用する筆者はJIS配列を選択しました

キー数が少ない分慣れれば効率的にタイピングできそうなんですが、その領域に達するまでの誤入力でストレスが溜まりそうなんですよねえ・・・。

キートップは白や黒などのモノトーンカラーで、表面に何も印字されていない無刻印モデルも選べます。

入力系統はキーボードの上部に集約されており、「USB Type-Cポート」と「電源スイッチ」のみ。

背面に備わっているDIPスイッチでは、OSによってキー配列や接続モードなどを変更できます。

あざらし

スイッチの組み合わせで「Mac用配列」、「Windows用配列」の切り替えが可能。

初見では何がなんやらといった感じになると思われるので、公式サイトの説明を見ながら設定しましょう。

MX mechanical

「MX MECHANICAL」は、薄型なんですが無骨な印象を与えるデザインが特徴のキーボード。

HHKBと同様JIS配列とUS配列を展開していますが、US配列はMac向けかつミニモデルのみ。

キーサイズはテンキー付きのフルサイズモデル(104キー)とテンキーレスモデル(87キー)の2種類展開。

HHKBはテンキーレスのみなので選択肢はMX mechanicalの方が豊富ですね。

一方、色の選択肢はグラファイトのみ。

デスクをホワイト系で統一したい方には若干不利なポイントです。

一応、上述したUS配列版(MX mechanical for mac)はホワイト調なんですが、配列の好みや使用するOSによって使用環境がかなり限定されるんですよね。

Mac向けだからといってWindows機で使えないわけではないんですが、「これは何のキーに対応してるんだっけ」状態が結構頻発します。

あざらし

逆もまた然りで、Windows向けキーボードをMac機で使う際、「mcdどれだっけ」状態になりがち。

入力系統はHHKBと同様キーボード上部に「USB Type-Cポート」と「電源ボタン」があります。

HHKBと異なるポイントとして、1タッチでデバイス切り替えが可能となるEasy-Switchボタンがあります。

1〜3のボタンを押下することで、あらかじめ登録しておいた機器へ最大3台までワイヤレス接続可能。

HHKBも切り替え機能はあるんですがキーを組み合わせる必要があるため、それほど頻繁にデバイス切り替えを行わない場合結構忘れがちになります。

このように単独ボタンであれば頻繁に切り替えを行わない場合でも直感的に操作できますね。

サイズ感

それぞれのサイズ感について表にまとめてみました。

項目HHKBMX MECHANICAL
サイズ(mm)294×120×40‎434x132x 26
重量(g)550828
「HHKB」と「MX MECHANICAL」のサイズ感比較

「HHKB Professional HYBRID Type-S」のサイズは、約294(幅)×120(奥行き)×40(高さ)mmで、重量は約550g(電池含まず)。

コンパクトで軽量なので持ち運びやすく、デスクのスペースも節約できます。

「MX MECHANICAL」のサイズは、フルサイズモデルが約434(幅)×132(奥行き)×26(高さ)mmで、重量は約828g、ミニモデルが約313(幅)×132(奥行き)×26(高さ)mmで、重量は約612gです。

フルサイズモデルはテンキーが付いているので、数字入力が多い方に向いています。

ミニモデルはテンキーがない分、コンパクトで省スペースです。

スペック・機能性の比較

項目HHKBMX MECHANICAL
キースイッチ静電容量無接点方式薄型メカニカルスイッチ
キーストローク3.8mm3.2mm
押下圧45g45g
接続方式・Bluetooth
・有線接続
・Bluetooth
・USBレシーバー(ロジボルト)
電源供給・電池式(単3×2本)
・USB給電
・リチウムイオンバッテリー式
・USC給電
「HHKB」と「MX MECHANICAL」のスペック比較

キースイッチ

HHKB

「HHKB Professional HYBRID Type-S」は、静電容量無接点方式という特殊なキースイッチを採用しています。

これは、キーを押すと電気的な信号が発生する仕組みで、接点がないので摩耗や汚れの影響を受けにくく、耐久性が高いと言われています。

また、キーストロークが3.8mmと深く、押下圧が45gと軽いので、しなやかで心地よいタッチが特徴です。

さらに、「Type-S」のキー構造は、高速タイピング性と静粛性に優れており、打鍵音が小さく、周囲に気兼ねなく使えます。

MX mechanical

「MX MECHANICAL」は、薄型メカニカルスイッチという一般的なメカニカルキースイッチよりも低い高さのキースイッチを採用しています。

これは、キーを押すと物理的な接点が動く仕組みで、反応が速く、打鍵感がはっきりとします。

また、キーストロークが約3.2mmと浅く、押下圧が45gと軽いので、スムーズで快適なタイピングが特徴です。

さらに、3種類のスイッチタイプがあり、それぞれ感触や音が異なります。

  • リニア(赤軸):押下時の抵抗感がなく、滑らかに沈み込む。静かなタイピング感が特徴。
  • クリッキー(青軸):押下時にクリック感のあるフィードバックが得られる。カチャカチャ感はすごいが音を気にせずタイピング感を楽しみながら作業したい方向き。
  • タクタイル(茶軸):赤軸と青軸のハイブリット的な軸。ある程度音は抑えつつ、キー押下時のフィードバックも得られる。

打鍵感

HHKB

HHKBの打鍵感は柔らかかつ滑らかな感触が特徴。

「スコスコ」というワードはHHKBについて調べたことがある方なら一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。

HHKBをHHKBたらしめるこの「スコスコ感」は実際に使ってみると確かに「なるほど」となります。

指先から伝わるこのなんとも言えない感触は確かに中毒性があり、吸音性の高いフェルト製デスクマットと併用することでキーの底打ち感が軽減されるため、打鍵感はさらに向上します。

上述したように静電容量無接点方式を採用しているため耐久性が非常に高く、押下圧も45gと軽めの設計。

スムーズで軽快なタイピングを楽しむことができます。

MX MECHANICAL

MX mechanicalについては全種類試しており、今手元に残っているのは茶軸キーボードです。

才川

当初は青軸を購入したんですが、家庭の事情によりやむなく買い替えました。

初めて茶軸に触ったのは同じくロジクールのゲーミングキーボード「G913」だったんですが、コリコリした感じのちょうど良いフィードバック感はなかなかクセになります。

HHKBとは違いハッキリとした打鍵感を求めている方にはコチラの方が満足できるでしょう。

ただ、MX mechanicalのレビューを眺める中でちらほら見かけるのがキー押下時の「底打ち音」について。

常時というわけではありませんが、特定のキーを押した際に「カーン」という金属音が聞こえることがあります。

僕が所有するキーボードの場合数字キー(テンキーじゃない方)や矢印キーを押下した際に結構音が鳴ります。

タイピングに著しい影響を与えるわけではありませんが、一度意識してしまうと地味に気になるポイントだったりしますよね。

前モデルとも言える「G913」ではこのような金属音は発生していなかったため、筐体の差かもしれません。

キーストロークは3.2mmとやや浅めながら押下圧はHHKBと同様45gとなっています。

どちらがオススメ?

ここまでの内容を踏まえ、それぞれのキーボードがどんな方にオススメ出来るのか考えてみました。

それをまとめてみたのがコチラ。

「HHKB Professional HYBRID Type-S」がオススメ
  • 静かなタイピング感が好み
  • コンパクトさを重視
  • モノトーン調が好み
「MX MECHANICAL」がオススメ
  • ハッキリした打鍵感が好み
  • キーの軸を選びたい
  • テンキーも使いたい

HHKBは打鍵感が比較的静かなので、静かな環境でも気兼ねなくタイピングすることができます。

キーストロークも3.8mmと若干深めなので、軽い押下圧でも確かなフィードバックを感じられます。

対するMX mechanicalも、 メカニカルスイッチ特有のカタカタした打鍵感はHHKBとは異なる心地よさが特徴的。

好みに合わせて3つの軸を選択できるため、色々と試してみるのも面白いですね。

あざらし

HHKBに近い選択をするならやはり「赤軸」、併用して使うなら「茶軸」がオススメ。

色やキー配列の豊富さによってどちらも制約が出てくるため、そういった視点で選択するのもアリです。

まとめ

以上、今回はHHKB Professional HYBRID Type-S」と「KX850 MX MECHANICAL」のデザインや使用感を比較してお伝えいたしました。

比較まとめ
  • HHKB:柔らかかつ滑らかな打鍵感。JIS配列、US配列どちらも選択可能。
  • MX mechanical:薄型ながら確かな打鍵感。好みに合わせて3つの軸を選択可能。
  • 静かなタイピング感が好み
  • コンパクトさを重視
  • モノトーン調が好み

今回比較したキーボードは個別でも詳しくレビューしていますので、気になった方はぜひチェックしてみてください。

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最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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