「Kindleオアシス」レビュー。物理ボタン一つで読書体験は飛躍的に向上する
- Kindle oasisの使い心地は?
- Kindle oasisのメリットとデメリットが知りたい。
- Kindle oasisはどんな人にオススメ?
こういった疑問をお持ちのあなたへ。
本記事では、電子書籍の読書が捗りすぎるデバイス「Kindle Oasis」の使用感等についてお伝えしています。
要チェック!
これまで長いことKindle paper Whiteを使い倒してきましたが、
寝る前の読書をもう少し捗らせたいぞ
という事で試しにKindleオアシスを購入。
購入前に調べた限りでは物理ボタンに対する絶賛の声が多く、実際手にしてみると確かにその便利さにはうなずけますね。
電子書籍が好きな方、Kindleシリーズを検討している方は是非一度ご覧ください。
Kindle Oasisについて
Kindle OasisはAmazonが販売する読書特化の電子デバイスです。
「Kindle」シリーズはこれまで複数販売されてきておりますが、このKindle Oasisは上から2番目に位置するモデルとなっております。
Kindle Oasis最大の特徴はなんと言っても、画面端に設定された2つの物理ボタンにあります。
それぞれ「戻る」「進む」のページ送り機能に割り振られているんですが、これがあるだけで電子書籍の読書体験は格段に向上します。
これまで使用していたKindle Paperwhiteの場合、画面両端をタップするか左右にスワイプすることでページめくりを行なっておりました。
普通に1ページずつ読み進めていく分には特段不便さは感じませんが、数十ページ前後を行ったりきたりとまたがって確認したいような場合には結構面倒。
スワイプし続けるのも指が疲れるし、連続でタップしていると誤動作で文字をハイライト(マーカー機能)してしまうこともしばしばありました。
物理ボタンがあればカチカチ押すだけで済むため、ラクなうえ誤動作の心配もありません。
これに加え、自動明るさ調整や質感の高いアルミボティなど、上位機種らしい機能性と質感を兼ね備えています。
詳しくは後ほどご紹介いたします。
「Kindle Oasis」のスペックを以下の表にまとめました。
項目 | Kindle Oasis | Kindle | Kindle Paperwhite | Kindle Paperwhite シグニチャー エディション | Kindle Scribe |
---|---|---|---|---|---|
デバイスサイズ | 159 mm x 141 mm x 3.4-8.4 mm | 157.8 mm x 108.6 mm x 8.0 mm | 174 mm x 125 mm x 8.1 mm | 174 mm x 125 mm x 8.1 mm | 196 mm x 230 mm x 5.8 mm |
ディスプレイサイズ | 7インチ反射抑制スクリーン | 6インチ反射抑制スクリーン | 6.8インチ反射抑制スクリーン | 6.8インチ反射抑制スクリーン | 10.2インチ反射抑制スクリーン |
容量 | 8GB/32GB | 16GB | 8GB/16GB | 32GB | 16GB/32GB/64GB |
解像度 | 300ppi | 300ppi | 300ppi | 300ppi | 300ppi |
フロントライト | LED 25個 | LED 4個 | LED 17個 | LED 17個 | LED 35個 |
数週間持続バッテリー | |||||
ワイヤレス充電対応 | – | – | – | – | |
充電ケーブル | micro USB | USB-C | USB-C | USB-C | USB-C |
フラットベゼル | – | ||||
手書き入力機能 | – | – | – | – | |
防水機能 | – | – | |||
色調調節ライト | – | ||||
明るさ自動調整機能 | – | – | |||
自動画面回転機能 | – | – | – | ||
ページ送りボタン | – | – | – | – | |
Kindle Unlimitedオプション | |||||
ブックカバー表示機能 | |||||
カラー | グラファイト | ブラック、デニムブルー | ブラック、ライトグリーン、デニムブルー | ブラック、ライトグリーン、デニムブルー | タングステン |
接続 | wifi またはwifi + 無料4G | wifi | wifi | wifi | wifi |
キッズモデル | – | – | – |
スクリーンサイズはスクライブの2番目に大きい「7インチ」を採用。文庫本や漫画の片面が収まるサイズ感です。
Kindle Oasisを実際に使用してみて
ここからは、実際にKindle Oasisを使用してみて気づいた「良い点」「気になった点」についてご紹介いたします。
- 便利な物理ボタン
- 高い質感と計算された形
- 機能性も十分
- バッテリー持ち
- 持ち運びにやや気を使う
- microUSB搭載
それぞれ詳しく解説いたします。
良かった点
- 便利な物理ボタン
- 高い質感と計算された形
- 機能性も十分
便利な物理ボタン
繰り返しにはなりますが、Kindle Oasis最大の特徴である物理ボタンはやはり便利ですね。
この端末での読書時間が増えれば増えるほどに実感しております。
何年か前から寝る前の読書を習慣にしているんですが、Kindle Oasisを使うようになってから横向きに寝ながら読書する際の快適さ格段に向上しました。
左右どちらかの向きで寝ている際、下側の手だけでページが捲れるため煩わしさを感じません。
寝ながらの読書って仰向けだと両手が疲れるし、うつ伏せだと肩や腰のあたりが凝ってくるんですよね。
一見単純そうな動作ですが、「片手で簡単にページめくり」できるのは本当に偉大です。
高い質感と計算された形
Kindle Oasisには高級感のあるアルミボディーが採用されています。
下位モデルに位置するKindleやKindle paper Whiteのボディーにはラバー素材が採用されており、この辺でも差別化が図られていますね。
ただ、その高級感が故に使いはじめはそのままカバンに入れるのが躊躇われます。
オアシスに関しては売る気もないのでリセールバリューを気にすることもありませんが、あえてガチガチに保護するなら専用ケースも売ってますし、100円ショップのガジェットポーチでも十分事足りるので参考にしてみてください。
全体的な形状としては、持ち手部分がわずかに膨らんでいます。
この膨らみがあることで手にした際の重心が持ち手部分に集中し、ホールド感が向上。
本体を持ち上げる際もちょうど良く指に引っかかるため、読書への集中力が高まります。
Kindle paper whiteで読書する場合は結構親指のやり場に困ったりしてたんで、これが地味に便利なんですよね。
機能性も十分
これまでのキンドルシリーズではバックライト機能が標準装備されていたんですが、Kindle Oasisからはこのバックライトに自動調節機能が搭載されました。
これも寝る前読書に便利な機能で、明るい部屋から真っ暗な寝室に移動した際にもスムーズに読書を継続できます。
スマホから発するブルーライトと異なり、キンドルのバックライトは目へのダメージも非常に少ないので睡眠の質が低下することもありません。
気になる点
- バッテリー持ち
- 持ち運びにやや気を使う
- microUSB搭載
バッテリー持ち
Kindle Oasisは、通常のキンドルシリーズに比べ若干バッテリー容量が劣ります。
kindleペーパーホワイトの場合1ヶ月近く持ったりするんですが、オアシスのバッテリー持続は大体2〜3週間程度。
これでも他の電子機器(iPadやiPhone)に比べればかなりタフなもんですが、ペーパーホワイトの驚異的スタミナに一度慣れてしまった身としては相対的に短く感じてしまいますね。
人間は一度上がってしまった水準を下げることを嫌う生き物ですからね・・・。難儀なものです。
持ち運びにやや気を使う
これもKindle Paperwhiteとの比較になってしまうんですが、高級化かつ若干サイズアップしたボディーは持ち運びに若干気を使います。
高級モデルであるが故に裸のまま運用するのが躊躇われるんですよね。
ディスプレイ部分も薄くなっている分衝撃に弱いような気がして(あくまで”気がしている”だけですが)、なかなか無造作にはリュックへ放り込めません。
とはいえカバーを装着するのはせっかくの手触りが失われて勿体無い気もするので、iPad mini6同様布製ポーチなどに入れて持ち運ぶのが気持ち的にも物理的にも安定しそうです。
microUSB搭載
これについてはもはや多くを語ることはありませんが、オアシス現行モデル(第10世代)の発売時期が他機種よりも古いこともあり、妥協せざるを得ない部分もあります。
次世代は99.9%タイプC端子になると思うので、microUSBがどうしても受け入れられない方は11世代の発売を待ちましょう。
流石にもうそろそろ(2024年〜2025年)発売されても良い時期には来ていますからね。
Kindle Oasisはどんな人にオススメ?
以上を踏まえた上で、「Kindle Oasis」はどんな方にオススメできるものなのか考えてみましょう。
大きく分けると以下のとおり。
- 寝る前の読書が習慣化している
- 通勤、通学の時間を有効活用したい
- 入浴中でも読書を楽しみたい
わたしのように寝る前の読書が習慣化している場合、Kindle Oasisならかなり快適な読書体験が得られます。
寝読書している時に一番恩恵を感じるのは横向きになった時で、姿勢を崩すことなく快適にページめくりが可能。
物理ボタンによる片手ページめくりの恩恵は通勤、通学時にも発揮します。
毎日電車を利用する方の場合、朝夕の通勤ラッシュ時に座れないことも多いのではないでしょうか。
立ったままの時間を有効に活用するために読書する場合も、Kindle Oasisであれば片手で読書ができます。
これに加えて防水機能も備わっているため、湯船に浸かりながら本の世界にも浸かりたいという方にはピッタリですね。
実際に使用した人の声
実際に購入した方々のレビューについて、いくつかピックアップしたものをご紹介します。
良いレビューにはやはり片手読書についての快適さを賞賛する声が多く見受けられますね。同じことをする勇気はありませんが、落としまくっても壊れないというレビューもあるようです。
一方、悪いレビューとして目立ったのがシステムの不具合。
漫画を読むと動作が重くなったりフリーズしたりするといったものや、LTEモデル(Wi-Fi環境下でなくても、オアシス単体で本がダウンロードできるタイプ)使用時に不具合が起きるというレビューが散見されました。
これらの不具合について、わたしの使用する端末では今のところ確認されていませんが、同様の事象が起きた際にはまた記録を残していこうと思います。
良いレビュー
人間工学に基づいて設計されたというグリップの部分は本当に手にしっかりフィットしますし、電車で立っている時など片手しか使えない状況で
大変活躍しています。
どこでも手軽に本が読めるすぐれもの。
Oasisの最大の美点は「頑丈さ」だと感じます。
毎日ずっと持ち運びながら本を読んでいるので、もう数え切れないくらい、ひどい落とし方をしました。でもまったくびくともしない。
悪いレビュー
とにかく、重いです。読みたい本がすぐにダウンロードできずにイライラします。
本はスマホやPCで購入しkindleに同期するようにしているが、これが面倒。とくに4Gは同期しないので使い物にならない。4G付きは買うだけ無駄です。
新規で漫画を購入して読んでいると99%の確率で画面がフリーズします。
まとめ
以上、今回はAmazonが販売する上位機種の電子書籍リーダー「Kindle Oasis」の使用感等についてお伝えいたしました。
- 物理ボタンがとにかく便利
- 人間工学に基づいた形状で持ち運びもラク
- 防水機能もあり、入浴中も読書可能
読書好きの方、これから読書量を増やしていきたいという方には非常におすすめできる端末となっております。
是非一度チェックしてみてください。
最後までお読みいたたき、ありがとうございました。
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