「Lofree FLOW」レビュー。ガスケット&茶軸の心地よい打鍵感が魅力のロープロキーボード。
- ロープロ&メカニカル構造のキーボードが好き
- タイピング時の打鍵感にこだわりを持っている
- Lofree FLOWの使用感が知りたい
こういった考えをお持ちのあなたへ。
本記事では、「Lofree FLOW」の使用感等についてお伝えしています。
要チェック!
ロジクールのゲーミングキーボード「G913」の購入をきっかけにキーボード沼、さらに深掘りするとメカニカル沼、ロープロ沼に陥っていった私ですが、今回ご紹介するLofree FLOWはかなり満足度の高い作りとなっていました。
ロープロでは世界初となるガスケットマウント構造を採用しており、「ロープロファイル×メカニカル」における一つの到達点とも言える極上の打鍵感を有しています。
気になった方は是非一度ご覧ください。
動画でも紹介しています
Lofree FLOWのスペックや特徴
「Lofree FLOW」のスペックを以下の表にまとめました。
項目 | 内容 |
---|---|
サイズ(cm) | 31.6 x 12.6 x 2.44 |
重量 | 約567g |
カラー | ・ブラック(茶軸/ファントム) ・ホワイト(赤軸/ゴースト) ※オプションで青軸/ウィザードが選択可能 |
今回私が購入しているのは茶軸(ファントム)モデルです。
Lofree FLOWは本体カラーに応じて軸も決められており、「ブラックは茶軸」、「ホワイトは赤軸」とそれぞれ固定されています。
キートップはオプションで青軸(ウィザード)を選択可能。
本体は黒で赤軸を使いたいという方は一度茶軸を購入後、別途キートップのみ買い直す必要があります。
Amazonでも購入可能です。
キートップだけで7000円前後するのでなかなか手が出しづらいところですよね。
この辺は痒いところに手が届かないと感じる方が多いかもしれません。
ロジクール製のメカニカルキーボード「MX mechanical」の場合、基本のカラバリはグラファイトのみですが、軸は「赤」「青」「茶」の3種類から選べましたからね。
本体背面も光る
Lofree FLOWには本体背面にも8種類の色から選択可能なサイドライトが備わっています。
強さとしては割と控えめで、淡い発光といった感じ。
特定のキーを組み合わせて押下することで、光の色を変えることができます。
ゲーミングキーボードのような派手さはありませんが、落ち着いた雰囲気感が良いですね。
キーのバックライトは暗め
キーのバックライトも結構控えめでした。
これまでレビューしてきたゲーミングキーボードやビジネス向けのキーボードは「俺はここにいるぞ」的な主張を感じましたが、Lofree FLOWではそういった印象は受けず、ぼんやり・ひっそりと光っています。
「暗めの場所でキーの文字が認識ができる」という必要最低限の機能といった感じ。
こちらについても現状特段不満はありません。
実際に使用してみて
ここまで「Lofree FLOW」の仕様などについてお伝えして参りました。
ここからは、実際に「Lofree FLOW」の茶軸ファントムモデルを使用してみて感じた「良い点」「気になる点」についてご紹介いたします。
先にまとめたものがこちら
- 打鍵感が最高すぎる
- デザイン製も高い
- キートップの感触も良い
- 軸の選択肢問題
- 電池持ちがやや悪い
- 角度調整できない
それぞれ詳しく解説いたします。
良かった点
- 打鍵感が最高すぎる
- デザイン製も高い
- キートップの感触も良い
打鍵感がとにかく良い
外付けキーボードを購入する上でまず真っ先に気にしているのがこの打鍵感。
これまで数多のキーボードを試してきましたが、その中でも「Lofree FLOW」の打鍵感は間違いなくトップクラスに入ります。
これまで試してきたキーボードたち
これまでのキーボードをご覧のとおり、HHKBを除いてロープロファイルを好んで使用してきました。
打鍵感だけで考えれば「フェルトマット+HHKB+ウッドパームレスト」の組み合わせがこれまでのNO.1だったんですが、最近はレザーマットをメインで使用しているほか、見た目的にもキーボードだけの方がスッキリしていて好みなんですよね。
Lofree FLOWの場合レザーマットだけで十分に打鍵感を楽しむことができ、キートップも2.44cmとロープロらしい低めの設計なのでパームレスト無しでも疲労感を感じません。
高い打鍵感の秘密はロープロファイルで世界初となる「ガスケットマウント」を搭載しているため。
「ガスケットマウント」について
キーボードの表面プレートと筐体部分の間に柔らかい素材を挟むことでキー押下時の衝撃を和らげ、より快適なタイピング感を得られる構造になっています。
キーボード本体がクッション性を有しているため、フェルトマットのように柔らかいデスクマットを使用せずとも、しっとり感のある打鍵感を楽しむことができるわけですね。
デザイン製も高い
Lofree FLOWの筐体はアルミ製となっており、見た目、質感どちらも非常に高い仕上がり。
側面、裏側を一見しただけでしっかりした作りであることが感じられ、G913やMacBook、iPadなど高品質デバイス特有の雰囲気が醸し出されていますね。
スタンド及び側面のロゴ部分にはアクセントとしてブロンズカラーがあしらわれています。
サラサラとしたキートップ
キートップには「PBT薄型キーキャップ」が採用されています。
PBTとは”ポリブチレンテレフタレート”の略で、耐久性と打鍵感に優れているのが特徴。
摩耗や熱にも強いため長期間使用してもテカリが目立たず、表面の印字も消えづらくなっています。
ロジクール製のキーボードG913(黒)やMX mechanicalはツルツルしたキートップになっており、長時間使用に伴うこのテカリ問題が結構気になったりするんですよね。
気になる点
- 軸の選択肢問題
- 電池持ちがやや悪い
- 角度調整できない
軸の選択肢が限られる
上述したように、Lofree FLOWは本体カラーによって選択できる軸の構造が異なります。
Lofree FLOW/色と軸の組み合わせ
- 黒→茶軸(ファントム)
- 白→赤軸(ゴースト)
私はもともと茶軸が好みかつデスク周りは暗めの色で統一しているので「黒」&「茶軸」の組み合わせはピッタリだったんですが、逆に明るめの色に統一したい場合は赤軸しか選択肢がありません。
キーを後から追加購入して入れ替えるという力技も一応存在はしていますが、必要以上に予算が掛かってしまいます。
ただ、購入前にいくつかレビューを見ていた限りでは、Lofree FLOWは赤軸と茶軸で決定的な違いは感じづらいとのことでした。
赤軸はまだ試したことがありませんが、もしこれらのレビューが本当ならば色の好みで選択してしまっても良いかもしれません。
バッテリー持ちがやや短い
公式が発表しているLofree FLOWのバッテリー持続時間はおよそ40時間。
長時間っぽく謳割れてはいるものの、Logicoolを筆頭に最近のハイエンドキーボードは「数週間」「数ヶ月」のバッテリー持ちを誇る製品も数多く現れており、相対的にどうしても少なく感じてしまいます。
ただ実際毎日使用してみるとこのバッテリー関係で不便さを感じることは一度もなく、1日2〜3時間の使用であれば1ヶ月に2〜3回程度の充電で済んでしまいます。
普段の使用頻度にもよりますが、私と同じくらいの使い方であれば週末になんとなく充電しておくようなペースで全く問題ありません。
角度調節機能がない
Lofree FLOW背面にはブロンズ性のスタンドが備わっていますが、こちらは高さが固定されており、角度を調整することはできません。
テーブルに置いてみるとわかりますが、この角度自体は割とフラットに近いですね。
大抵のキーボードは1〜2段階程度角度調節できるものが多く、この辺も気になる方はタイピングしづらく感じるかもしれません。
私自身も角度があった方がタイピングし易い派なので、欲を言えばもう少し高さが欲しかったと感じたりします。
ロープロなので致命的というほどではありませんけどね。
Lofree FLOWはどんな人にオススメ?
以上を踏まえた上で、「Lofree FLOW」はどんな方にオススメできるものなのか考えてみましょう。
大きく分けると以下のとおり。
- デスクマット無しでも高い打鍵感を楽しみたい
- 普段US配列を使用している
- デザイン性にもこだわりたい
Lofree FLOWに内蔵されているガスケットマウント構造は、デスクマットがない状態でも柔らかで高い打鍵感を楽しむことができます。
デスク上のモノを極限まで減らしたいものの、キーボードの打鍵感にもこだわりたいという方も満足できるのではないでしょうか。
軸についてはある程度慣れてくるかもしれませんが、キー配列については普段JIS配列を使用している方にとってハードルが高く感じるかもしれません。
実際に使用した人の声
実際に購入した方々のレビューについて、いくつかピックアップしたものをご紹介します。
高評価意見としてはデザイン製と打鍵感に関するものが非常に多く、逆に低評価意見として多かったのが角度や軸。配列の選択肢が狭いことでした。
購入する際の参考にしてみてください。
良いレビュー
ロープロファイルキーボード探索を終了させてくれたキーボード
見た目もオシャレで大満足
重量はあるが打鍵感がすごく良い
悪いレビュー
バックライトの光がやや弱いのが残念。
角度調整機能が欲しかった。
持ち運びにはやや不向き
まとめ
以上、今回は「Lofree FLOW」の使用感等についてお伝えいたしました。
- ロープロでタイピングし易い上に、ガスケット構造で高級な打鍵感が楽しめる。
- デザイン製、質感も高く、どんなデスクにも馴染む
- 軸や配列の選択肢が限られており、人によってはある程度慣れが必要となる。
繰り返しになりますが、ロープロ好き&打鍵感にもこだわりたいという方には非常におすすめな作りとなっております。
現状US配列のみ。軸も色によって茶軸・赤軸の選択肢が限られているため使用する人を選ぶ側面がありますが、この辺のハードルをクリアできれば非常に満足できるプロダクトでうす。
気になった方は是非一度チェックしてみてください。
最後までお読みいたたき、ありがとうございました。
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