「メタクエスト3」レビュー。軽さ、重さなど気になるポイントを検証。
- メタクエスト3はどれぐらい高画質になっている?
- 仮想デスクトップの使い心地は?
- 気になるポイントはある?
本記事では、無線かつ高画質なVR体験が楽しめるVRゴーグル「メタクエスト3」の使用感の使用感についてレビューしています。
気になった方は是非最後までご覧ください。
開封、内容物チェック
こちらが「メタクエスト3」の中身。
一眼見て本体とコントローラーがスポッと収まりよく配置されているのがわかります。
さらにこの下にはストラップ、電源アダブタ、ケーブルが収められた箱が配置されております。
- Meta Quest 3ヘッドセット(調節可能な標準接顔部取り付け済み)
- Touch Plusコントローラー 手首ストラップ付き x 2、単3電池 x 2
- 充電ケーブル、電源アダプター
コントローラーはこんな感じ。
左右別れた形状で、メタクエスト1のコントローラーと比較して若干コンパクトになっています。
メタクエスト1の時は、ぶつけた際の対策でコントローラーの先端あたりがリング状になっていたんですが、今回のメタクエスト3ではそのリング部分が存在していません。
1のコントローラーは片付ける際地味に嵩張ってたんで、この辺のアップデートも嬉しいところですね。
メタクエスト3のサイズ感や重さなど
Meta quest3のスペックはこんな感じ
項目 | 内容 |
---|---|
サイズ | 23 x 13 x 22 cm |
重量 | 515g |
リフレッシュレート | 72Hz、80Hz、90Hz、120Hz |
ストレージ | 128GB or 256GB |
バッテリー駆動時間 | 最大使用可能時間は平均2.2時間 ゲーム: 使用可能時間は平均2.4時間 ソーシャル: 使用可能時間は平均2.2時間 プロダクティビティ: 使用可能時間は平均1.5時間 メディア: 使用可能時間は平均2.9時間 |
接続端子 | USB-C、3.5mmオーディオジャック |
重量は515グラム。
ペットボトル1本分、大きめのカボチャ1/4分ほどですね。
初代「Oculus quest1」の重量が571g、「メタクエスト2」が503gなので、一つ前のモデルよりは若干重くなっているようです。
とはいえ、Meta quest3ではレンズ部分が40%軽量化したことで前後のバランスがとりやすくなっており、首の疲れを感じにくくなっています。
この辺の重量バランスが結構大事で、前世代モデルでは結構前のめりになってしまうことがありました。
こういった細やかなアップデートが没入感の向上に繋がっているわけですね。
ヘッドバンドはサードパーティーが前提
これは一点気になるポイントとして挙げておきますが、初期のヘッドバンドはわりとチープで、長時間の使用には向いていません。
長さの調整はマジックテープで行うんですが、これが微妙に使いづらい。
これについては購入前のレビューでかなり多く見られていたので、あらかじめサードパーティー製のヘッドバンドを購入しています。
Amazonで3,000円程度で購入できるんですが、ダイヤルによる締め付け調整に加え、後頭部にはクッション性のある素材使用されており、かなり快適な装着感が得られます。
コントローラー
冒頭でもお伝えしたとおり、私が以前所有していたのは初代「Oculus quest」なんですが、このモデルのコントローラーは形が若干特徴的で、先端あたりがリング状の形状(バンパー的な役割)をしておりました。
これと比較して、Meta quest3のコントローラーからこのリング形状は取り払われ、すっきりした見た目に変わっています。
収納時や一時的においておきたい時にも嵩張りづらくなりました。
白基調の色合いがPS5のコントローラーに似ており、周辺パーツかのような雰囲気が出ています。
給電方法は乾電池式で、左右それぞれ単三電池1本で稼働。
電池部分のカバーはマグネット式で、このカバー自体の着脱は結構簡単に行えるんですが、肝心の電池が非常に取り出しにくくなっています。
私がコツを掴んでいないだけなのかもしれませんが、電池を挟み込む力がかなり強いことに加え指を入れ込む隙間も狭いため、スムーズには外れてくれません。
マイナスドライバー等を活用してテコの原理を使えばすぐなんですが、それだとコントローラー側にキズが残りそうで気が引けるんですよねえ・・・。
ゲームに熱中してコントローラーをぶん投げてしまった際の安全対策でこのような設計になっているのでしょうか。
気になる画質について
ビートセイバー
初代(Oculus quest)モデルを使っていた頃、尋常じゃないくらいハマったこの「ビートセイバー」。
久しぶりにプレイしてみましたがやっぱりいいですね。
最後にプレイしてから時間が経っているので若干補正が入っているかもしれませんが、流れてくるボックスの鮮明さや色のコントラスト、切った時のエフェクト等が向上しているように感じます。
スピーカーの音質も非常に良好。
Oculus製のヘッドセットはもともとスピーカー音質に定評があり、初代の時点で高音質さを実感しておりましたが、「Meta quest3」ではその部分位おいても更に向上が感じられます。
VRは音ゲーとの相性が良いので、この辺のアプデは嬉しいポイントですね。
このゲームは両手に持ったコントローラーをブンブン振り回して遊ぶので、周りの家具家電や壁に注意しながら遊びましょう。
pistolウィップ
映画からインスパイアを受けた銃撃戦と血沸き肉躍るビートがぶつかり合うアクションリズムゲーム
Pistol Whip公式サイト
リズムに合わせて銃で敵を撃つ、敵が放った弾を避ける、迫ってきた敵を銃で殴る(銃で殴ることを”ピストルウィップ”と言うようです。)といったシンプル操作が爽快なゲーム。
2020年の“DICE Awards”でVR部門ゲームオブザイヤー受賞しているアクション&リズムゲームです。
音ゲーの感想ばかりで申し訳ないんですが、これについても音質の向上による没入感を楽しむことができました。
遠くの敵を撃つ必要もあることから、こちらの方がビートセイバーより解像度の恩恵を感じる機会が多い気がしますね。
Amazonプライムビデオ
Amazonプライムビデオに加入していれば、Meta quest3でも視聴することが可能。
映画館を貸し切っているような感覚で映像を楽しむことができます。
スクリーンサイズ(100インチ〜?)も申し分なく、寝ながら視聴できるのも良いですね。
連続もののアニメを視聴する際、話の区切りごとに「次の話へスキップする」ボタンが表示されることがあると思うんですが、ポインタを向けなければならないのは若干面倒に感じるかもしれません。
仮想スクリーンの運用
Meta quest3の購入にあたり、「仮想デスクトップを活用して、デスクを更にミニマル化できないか」という構想もしておりました。
使用したのは「immased」という無料アプリで、MacBook Air(2020 M1)との接続が可能。
結果として概ね期待通りの稼働は見せてくれたものの、気になる点も少々ございました・・・。
大きな引っ掛かりポイントとしては以下のとおり。
- マウスカーソルの挙動がたまにおかしくなる
- アマプラが観られない
自分の使用しているマウスに原因があるのかわかりませんが、仮想デスクトップ上でマウス操作する際、カーソルがワープしたり消えてしまうことがありました。
キーボードは仮想デスクトップ上でも問題なく動いており、ゴーグルを外してみるとMacBookの画面上では普通に操作が可能。
結局MacBookを再起動させることで直りましたが、まだまだ不安定さを感じるところですね。
アマプラについては音のみ聴こえて画面はブラックアウトしている状態。
おそらく著作権の問題かもしれませんが、作業時に映画やアニメをBGM的に流すことも多いので、この辺も不便ですね。
ちなみに、アマプラ自体は専用の視聴アプリを使用することで普通に視聴可能。
こちらは普通に快適でした。
寝ながら大画面視聴できるのは捗りますねえ。
「immased」についてはもう少し色々試してみて、後日別の記事にしたいと思います。
まとめ
以上、今回は無線かつ高画質なVR体験が楽しめるVRゴーグル「メタクエスト3」の使用感についてお伝えしました。
- 重量はアップしているものの前後のバランスが取れているためそれほど疲労感なし。
- 初代モデルと比較して、画質はしっかり向上している。
- 音質も更に質が上がっており、イヤホンなしでもしっかり没入感を得られる。
- 仮想デスクトップは無料で試せてそれなりに使えるが、周辺機器(主にマウス)との接続時において若干不具合が見られる。刺さる人には刺さりそう。
PCとの接続関係の話をしましたが、純粋にVRゲームを楽しみたい方には非常に快適かつ新鮮な体験をもたらしてくれます。
無線なので物理的に自由度高く動ける一方、バッテリー持ちは2.2時間とイマイチなので、1回のプレイ時間が長めの方はバッテリー付きのエリートストラップ(1万円します)と合わせて購入してみるのもおすすめ。
気になった方は是非一度チェックしてみてください。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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