灯油ストーブの燃費は悪い?1シーズン乗り越えた実燃費を検証
- 灯油ストーブの燃費が気になる
- 灯油ストーブ特有の暖かみが好きだけど、毎月のコストは抑えたい
- 灯油ストーブの種類によっても燃費は変わる?
こういった疑問や悩みをお持ちのあなたへ。
本記事では、灯油ストーブを毎日使用した場合の実燃費についてまとめています。
- 火力「中」〜「最大」で毎日灯油ストーブを使用した場合の燃費
- 灯油ストーブを毎日使用した場合の1ヶ月あたりの燃料代
- 灯油ストーブの種類による燃費の違いについて
筆者自身、寒さの厳しい時期(11月〜2月)にTOYOTOMIのレインボーストーブを毎日ほぼ欠かさず使用しています。
灯油ストーブを導入を迷っているものの、燃費が気になっている方には参考になると思います。是非一度参考にしてみてください。
詳細な使用感はこちらを参照
灯油ストーブの燃費は悪い?
現在我が家で使用している灯油ストーブはTOYOTOMIのレインボーという機種。
タンクの容量は4.9Lなのですが、火力「中」〜「大」で使用しながらだとおよそ24時間でカラになります。
1月の平均的な使用状況
- 7時に起床、着火。
- 12時に一旦消火。
- 15時に再度着火。
- 22時頃に消火。就寝。
使用時間はその日の日照時間などによっても若干変化しますが、おおよそはこんな感じ。
トヨトミのレインボーストーブは他の機種と比較して圧倒的に燃費が良い事で知られており、実際使用してみても確かに低燃費だと思います。
だいたい2日に1回ペースで給油するため、18Lのポリタンクを6日くらいで使い切っています。
灯油ストーブ使用時の1ヶ月あたり燃料費
トヨトミのレインボーストーブを1ヶ月間毎日使用した際の燃料費について計算してみました。
灯油ストーブの燃料代計算
- ポリタンク18Lあたりの金額→1,800円
- ポリタンク給油のペース→6日に1回程度
- 1ヶ月あたりの給油回数→30日÷6日=5回
- 1ヶ月あたりの燃料代→1,800円×5回=9,000円
月に1万円弱は燃料代として消費されているわけですね。
11月〜3月までの5ヶ月間使用するとして、1シーズンで5万円。低燃費とはいえなかなかの金額です。
およそ5Lのタンク容量で24時間燃焼するので、1Lあたりの燃焼時間は4.8時間程度。
ここでは灯油の価格を1Lあたり100円と仮定して、1時間燃焼させるために必要な金額はおよそ21円という計算になります。
灯油ストーブを検討する上で、この辺りの金額も参考にしてみると良いかもしれません。
灯油ストーブの機種による燃費の差は?
灯油ストーブには大きく分けて2つのタイプが存在しています。
ここではそれぞれのタイプによる暖め方の違い、特徴についてご紹介します。
対流型
暖かい空気を上昇させることで空気の流れを作り出す方式。
ストーブ本体から360°全方向に対して熱を発する作りになっており、どの位置からでも体を暖める事が可能。
部屋の中心に設置することで室内全体を効率良く暖められます。
現在使用しているトヨトミのレインボーストーブもこの方式。
反射型
燃焼部分の周りに反射板を設置することにより、ストーブの正面に輻射熱を放射させて暖める方式。
熱が発するのが前方のみであるため、壁際など部屋の隅に設置する場合はこちらがオススメ。
反射型はサイズ感の小さいものが多く、燃費効率も高いのが特徴的。
対流型と反射型の燃費を比較
対流型と反射型の灯油ストーブについて、トヨトミの製品で比較してみました。
対流式 RB-25M | 反射式 RS-SEH2922 | |
---|---|---|
対応畳数 | ・木造7畳まで ・コンクリート造9畳まで | ・木造8畳まで ・コンクリート造11畳まで |
暖房出力 | 2.5kw | 2.93kw |
タンク容量 | 4.9L | 4L |
燃焼継続時間 | 約20時間 | 約14時間 |
1時間あたりの 灯油消費量 | 0.245L | 0.286L |
1時間あたりの 燃料費 | 24.5円 | 28.6円 |
1kwあたりの 燃料費換算 | 9.8円 | 9.76円 |
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※灯油代は1Lあたり100円で計算
1kwあたりの燃料費で換算してみると、トヨトミの製品でも反射式の方が0.04円コスパが良いようです。
この辺は誤差程度なので、自分の好みや設置状況などで判断するのが得策かもしれません。
まとめ
以上、今回は「灯油ストーブの燃費は悪いのか」について検証いたしました。
- 1ヶ月の灯油代はおよそ9,000円(1日12時間使用)
- 灯油ストーブの種類は「対流式」と「反射式」の2つ
- 反射式の方が多少燃料効率が高いが、好みのものを選べばOK
トヨトミレインボーストーブは非常に燃料効率が高いですが、更に火力の高いモデルを使用する場合は燃料費も増加すると思われます。
灯油ストーブは給油の手間などが掛かりますが、非常に心地よい暖かさを提供してくれます。
自身の使用環境に照らし合わせ、今回お伝えした内容を一つの参考材料にしてみてください。
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