スタンディングデスクの効果とは?座りっぱなしを防いでデスクワークを快適に
- 自宅でのデスクワークで集中力が続かない
- 座りっぱなしの作業による肩こりや腰の痛みに悩まされている
- デスクワークが多すぎて運動する時間がとれない
こういった悩みをお持ちのあなたへ。
本記事では、長時間のデスクワークでも集中力が持続でき、運動不足を抑制できるスタンディングデスクの効果についてご紹介いたします。
在宅ワークの増加に伴い、自宅でデスクワークをする人も増加傾向にあるようです。
とはいえ長時間座りっぱなしで作業していると肩や腰へ負担が掛かり、酷くなると日常生活にも支障をきたす恐れがありますよね。
そんな時に是非検討したいのが立ちながらデスクワークが可能になる「スタンディングデスク」の導入。
「座る」という行為は人間の体に負担を与えているらしく、立ちながら作業したほうが集中力が持続し、肩や腰回りを含めた体への負担も大幅に軽減できます。
そんなスタンディングデスクの魅力についてお伝えしますので、気になった方は是非最後までご覧ください。
スタンディングデスクとは
スタンディングデスクとはその名のとおり、立って作業するためのデスクのこと。
デスク天板の位置が腰と胸の間あたりに来ることで、直立した状態でキーボードやマウスなどのデバイス操作が行えるようになります。
初めて目にする方にとっては「立って作業とか疲れるだけじゃん」と思われるかもしれませんし、私自身もそう思っておりました。
海外企業やベンチャー系企業でこのスタンディングデスクが使用されている写真なんかを見かけた時は「うわー、意識高ー」くらいの印象でしたが、いざ自分が使ってみると「なるほど」と思える部分も多数発見できました。
座りっぱなしの弊害
ただこれまでデスクワークを行う中で腰回りに負担を感じていたのも事実で、自宅での作業時はそれが顕著に現れるようになっており、悩みのタネでもありました。
ものは試しにといった感じで購入してみたのですが、コレがなかなか良い感じで、座り作業が長くなってきた時にスタンディングデスクを使用すると「意外と立ち作業の方がラク」と感じる事もあります。
あのとき「意識高ー」としか感じなかったベンチャー系企業の方々がこぞってこれを使っていたのも、今となっては頷ける気がしますね。
血行が良くなるような感じ
スタンディングデスクはおよそ3種類
スタンディングデスクにはおよそ3つのパターンが存在しています。
- スタンディングデスク(固定)
- 手動式昇降デスク
- 電動昇降デスク
スタンディングデスク
天板の高さが固定されたオーソドックスなタイプ。
企業なんかで置かれているのはこのタイプで、オフィスの真ん中に鎮座しているのを見かけます。
ここまでスタンディングデスクをオススメしまくっておいてアレなんですが、私自身「立ちっぱなし」で作業し続けるのは苦手なので、個人的に自宅でこの固定式を使うのはあまりおすすめしておりません。
試行錯誤した結果、「座った状態で疲労を感じたら立つ」→「また疲れたら座る」を繰り返すのが一番しっくりきている感じ。
私の場合は書斎のスペースが限られている事もあり、作業机と趣味のスペースを兼ねております。
息抜き時には座ってまったり動画鑑賞なども行いたいので、天板は可動式の方が何かと都合がいいんですよね。
固定式最大のメリットは何といっても価格面で、他の2つより圧倒的に安く手に入ります。
スタンディングデスクと息抜き用デスクを2つ置いて使い分けたり、「作業中は何がなんでも立つ!」という強い意志を持っている肩であればこちらのタイプを検討するのもアリだと思います。
手動式昇降デスク
天板の高さを手動で調節することのできる昇降デスク。
上記の固定式よりはフレキシブルな使い方ができますが、個人的にはこちらもあまりオススメできません。
理由としては、高さ調節が面倒であるため。
高さ調整の方法はメーカーによって様々ですが、ハンドルをグルグル回したり、天板を一度外してから脚部分を伸縮させるものなどがあるようです。
天板を外して調整するタイプは結構面倒な気がしますね。
普段ノートPCしか使わないというノマド的スタイルの方ならまだしも、外部モニター用のモニタアームをガッツリ天板に固定している私のようなスタイルではその時点で詰みです。
ハンドル式は昇降デスクブームの火付け役とも言える「FLEXISPOT」から販売されているものが高評価を得ているようで、こちらは手動式の中では実用的な気がします。
ただ、このハンドル式昇降デスクは2万円程なのですが、私が購入した「Maidesite」の電動昇降デスクであれば3万円程で手に入ります。
値上がりする時もありますが、セール時には大幅に値引きされたりします。
電動と手動には1万円以上の価値があると思うので、天板の高さを変える頻度が相当少ないという方以外は電動昇降デスクの検討をオススメしたいところですね。
電動昇降デスク
専用のスイッチを操作する事で天板の高さを電動で自由に操作することのできるタイプ。
現在私が使っているのもこのタイプで、「Maidesite」製のものを使用しております。
操作スイッチにはメモリ機能が備わっており、
- 座って作業→「メモリ1」を押下して天板の高さを下げる
- 立って作業→「メモリ2」を押下して天板の高さを上げる
という切り替えが指一本で気軽にできて非常に便利なんです。
極度なめんどくさがりな私にとって「座る」←→「立つ」に伴う必要手順は極力減らしたいところ。
せっかく昇降デスクを買ってもここが面倒だという理由で同じ高さで使い続けるのは本末転倒ですからね。
電動+半分DIYがコスパ抜群
電動昇降デスクが流行り出した頃はまだ市場も狭く5〜6万円くらいの価格帯だった気がしますが、最近では様々なメーカーが参入してきているようで、2〜3万円でも手に入るようです。
時間にある程度余裕があれば下記のような方法もオススメ。
- 脚→ネットで購入
- 天板→ホームセンターなどで自分好みの木を購入
脚と天板をセットで購入するとどうしても割高感がある上、自分好みの色や質感でない事も多く、妥協が生じる可能性が高くなります。
最近はどのホームセンターでもパイン材等の1枚板が売っているはずです。
これらに好きな色のオイルなどを塗ればオリジナル感が出るため、使用するほど愛着も湧いてきますよ。
スタンディングデスクのメリット
ここからはスタンディングデスクを利用する事のメリットについて深掘りして解説いたします。
- 「座りすぎ」による体への負担を軽減
- 運動不足の解消
- 生産性と集中力の向上
「座りすぎ」による体への負担を軽減
これまでお伝えしているように、長時間座ったままで仕事を行うことは体にとって大きな負担を強いられます。
スタンディングデスクを使用する事で背筋が伸びやすくなり、負荷が掛かりがちな肩や腰への負担軽減に繋がります。
私のように猫背がちな方であれば、立ち姿勢での作業は思った以上の快適さを感じられる事でしょう。
運動不足の解消
立ちながら作業を行うことで、座りっぱなしの時に比べて適度なカロリー消費も期待できます。
忙しすぎて慢性的に運動不足という方にはある程度気休めにはなるのではないでしょうか。
スタンディング状態の時足元に健康ステッパーを置くとさらに捗る。
ルームランナーを置いて歩きながら作業する強者も見かけますが、さすがに上級者すぎる気がしますね。
我こそはという方は是非一度挑戦してみてください。
生産性と集中力の向上
「足は第二の心臓」という言葉があるように、立ちながら作業を行うことで足にある程度の負荷が掛けられ血流がよくなります。
この結果脳への酸素供給量もふえ、集中力や生産性の向上につながるというわけですね。
「午前中は座って仕事、体が鈍りだす午後からはスタンディングデスクを使用」という活用法を採ることで効率的に活動時間を増やす事も可能。
スタンディングデスクのデメリット
ここではスタンディングデスクのデメリットについてご紹介します。
大きなポイントとしては下記2つ。
- 足への負担
- 通常の机よりコストが掛かる
当然ながら、スタンディングデスクでの長時間作業は足を酷使することにつながります。
立ち続けるのが割と得意という方であれば特に問題ないと思われますが、苦手な方が固定式のスタンディングデスクを利用すると結構過酷に感じる事でしょう。
足の疲労に意識が持っていかれ、逆に集中力や生産性を落としかねません。
もう一点がコストの部分で、脚部分が長い分普通サイズの机よりは高価になる傾向アリ。
「モノがおければ何でもOK」「普通に座り続けた方が効率が良い」というような方はスタンディングデスクの恩恵を感じづらいですね。
オススメのスタンディングデスク(昇降デスク)
それぞれのスタンディングデスクについて、オススメのものとその比較表を掲載しておきます。
商品 | 特徴 | 価格 | 評価 |
---|---|---|---|
武田コーポレーション | 脚の形状がスマートでインテリアにも馴染み易い 天板部分にある配線用の凹みが便利 比較的安価で買える 固定式 | 約7,300円 | |
Maidesite | 電動昇降式(62〜125cm) タッチパネル式の操作ボタン 電動昇降式の中でもコスパが高い 重すぎて組み立てが地味に大変 | 約31,200円 | |
FLEXISPOT | 電動昇降式(71〜121cm) 物理式の操作ボタン 天板や脚のカラーが豊富 xxxはできない | 約35,800円 |
まとめ
以上、今回は長時間のデスクワークでも集中力が持続でき、運動不足を抑制できるスタンディングデスクの効果についてご紹介いたしました。
今回お伝えしたポイントは以下のとおり。
- 座りっぱなしのデスクワークは体に様々な弊害をもたらす恐れあり
- スタンディングデスクを使用する事で運動不足の抑制、集中力・生産性向上UPの効果が期待できる
- スタンディングデスクのオススメは「電動昇降式」
座った状態の作業でも、同じ姿勢を取り続けると結構シンドイと感じる時は多いのではないでしょうか。
デスクワークで疲労を感じた時ほど、「立つ」事で意外とスッキリできたりします。
集中力が途切れたりすることに悩んでいる方は、スタンディングデスクを是非一度検討してみてください。
コメント